透析を生きる

人生に「透析」が入ってきた。今は腹膜透析のおかげで生かされています。その様子を日記にまとめています。

再入院のススメ? 食事内容の見直し

2023-12-25 11:20:55 | 日記

食事に関して。入院中しっかり管理されていた食事内容、退院後も継続して管理してはいるものの、しばらく経つと次第に崩れてくる。

当初は電子計りやネット等でカロリー計算をしながらとっていた食事も、だんだんと目分量になり、それがどんどんアバウトになっていく。塩分も、自分では気を付けているつもりでも外来での血液を採ってをみると、9gや10gという結果がでていて、あるときなどはついに11gまでなった。塩分が高くなると、それにともなって高いの水分も多くなるので体重も増えていく。

そんなある日、ちょっと下痢気味かなという日があった。そして透析液の排液がかなり減り、ある朝の排液時にこれまでにないフィブリンがでて、かつ排液が白く濁ったものがでてびっくりした。その日、たまたま病院に行く用事があったので、行った際に看護師さんに携帯で撮った排液を見せると、「すぐ検査してみましょう」となった。その後診察室に呼ばれ、ドクターから一言「腹膜炎です。すぐに入院して下さい。」と言われ、その日の午後から入院した。

幸いにして腹膜炎特有の症状、激しい下痢や腹痛、発熱などは一切なく、本人は全く普通の状態で入院し、2週間病院食を頂くことになった。

カテーテルを挿入する手術をして腹膜透析を開始してから約9月が経ったころだった。改めて病院食を頂くと、直近まで自分が取っていた食事と量や内容、そして塩分もかなりかけ離れたものであることに嫌でも気づかされる。これまでに食事内容について大いに反省させられる。これでは確かに体重が増えるわけだ。なかなか除水が進まず足の浮腫みも改善されないわけだ。血圧も高いわけだ。などとすべてに合点がいった。それで今後はこの病気食のメニューを参考にしようと、毎食配膳されるたびに携帯で写真を撮り始めた。添付されている献立も捨てずにキープした。

退院後は誰でも、病院の気分が多分に残っているため節制状態を続けることができる。が、それも2週間、3週間と経つとだんだんと崩れてくる。特に腹膜透析患者の場合は、それまでの腎臓保存期の食事制限が、例えばタンパク質は一日に21gまでとか、生野菜や生果物はカリウムが多いのでダメだとか、かなり厳しい。それが腹膜透析に行こうするとガラッとか変わり、タンパク質などはむしろ「取って下さい」となるのでとんかつや焼き肉なども健常者に近いくらい食べることができるようになる。外食の機会も増える。そうなると自然に塩分接種量も多くなる。これではいかん。

腹膜透析開始から9月で再入院。そのおかげでこれまでの食事内容を振り返り、反省し、それをリセットして「退院後はしっかり管理していこう」という意欲につながった。で、結果は如何に?現在は退院して3か月が経ったところ。確かに始めのうちはしっかり管理できていた。袋菓子などは一切やめた、はずだったが、最近は少し食べてしまっている。頂きもののお菓子なども最初は「いらない」と跳ね返していたが今はありがたく頂いてしまっている。心弱いなあ。

入院は、できればしたくはないが、筆者のような心がすぐに折れてしまう人には定期的な入院は悪くないかもしれない。

 



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