透析を生きる

人生に「透析」が入ってきた。今は腹膜透析のおかげで生かされています。その様子を日記にまとめています。

尿量が増えた理由

2023-12-19 11:23:35 | 日記

一日の尿量は100mlを切るといわゆる「無尿」状態と言われる。腹膜透析を開始した当初1000ml以上/日あった尿量も、日が経つにつれ800ml、500ml、300mlと減っていき、とうとう100mlを切る事態となってしまった。

ドクターからは「透析をやりだすと(尿は)だんだん減って行って、終いにはでなくなりますから。」と説明は受けてはいたが、開始してから約8カ月ほどで、こんなにも早く「無尿」になるとは思わなかった。これはドクターも看護師さんも「早すぎる」と感じている様子で、「フロミセド」3錠に加えて「サムスカ」1錠を処方してくれた。が、尿量が改善する、増える、ということはなく、ついに30ml/日程度までなってしまった。

さあ、これからどうするか?なんとか尿量を増やせないあ自問していろいろ試してみることにした。まずは飲水量を増やしてみて。一日1000mlまでという制限の中、除水がうまく行かず足の浮腫みが取れないでいたため飲水量は400ml~500mlに抑えていた。これをまず800mlくらいまで増やした。でも目に見えるような効果はなかった。次に考えたのが「鍼」と「灸」で、鍼灸師へ通い始めた。計3回やってみた。が、尿量の変化はない。鍼や灸はじわじわとと効いてくると言われているので時間がかかるのだろうか。

そんなことをやりながら2か月ほどたったころある日、朝起きて、久しぶりに「尿意」を感じてトイレに行った。するとなんと一回で100mlでたのだ。その日は夜に50ml出たので合計150ml/日。そしてその日を堺に一日120ml~150mlほど出るようになった。理由はというと、正直わからない。飲水量はだいたい800ml/日。透析による除水量は700ml~1200ml/日。尿量は150ml、という日が続いた中で、先週の土曜日、一日の合計が220mlという結果で出て家内共々驚いた次第。

尿量が増えた理由。いまだ確固たる理由は分からない。鍼か、灸か。歩くことに努めたのでそれが良かったか。ただその土曜日に関してはひとつだけ透析開始後これまでとはことなったことをした。それは「紅茶」。(腎臓)保存期、尿量になんの問題もなく日に2000mlほどでていたころは好きな紅茶をがぶ飲みしていた。透析開始後は飲水量の制限がかかり、当然のことながら飲んでも80mlほどに抑えていた。その土曜日は外食したランチで1杯、家に帰って来てから2杯飲んだ。一杯120mlほどとして計360mlほどの紅茶を飲んだことになる。紅茶自体が利尿作用のある飲み物なのでそれが功を奏したのか。いずれにしても、鍼、灸、歩くこと、紅茶を続けてみたいと思っている。

「おしっこはお宝です」とドクターから言われていて、当初は「そうなん?」くらいにしか思ってはいなかったが、今は心から本当にそう思う。「おしっこはお宝」です。

 



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