透析を生きる

人生に「透析」が入ってきた。今は腹膜透析のおかげで生かされています。その様子を日記にまとめています。

塩分と除水、そして足の浮腫みの関係

2023-12-21 17:43:08 | 日記

血液検査の時は必ず「一日の塩分接種量」についてドクターから確認と指摘がはいる。これは腎臓の保存期から腹膜透析をしている現在も同じだ。ドクターから言われている目標値は「一日あたり6g」。自身のそれは一時「11g」ほどだったが前回の血液検査の結果は「6.7g」だった。自分としてはかなり節制して食事にも気を付けたので6gを切っているのではという期待があったため少なからず落胆したのだが、意外にもドクターと看護師は「ずいぶん頑張りましたね」と褒めてくれた。

血液検査における塩分接種量の数値は、実は正確とは言えない、それはあくまでも目安だ、と別のドクターからこそっと教えてもらったことがある。確かに自分ではとても頑張ったつもりでも10gを下回らなかったことがこれまで何度もあった。ただ直近二回の検査(現在は一か月に一度通院しているので二か月といういみだが)では6.7gだったので塩分接種量はある程度管理出来ているものと思う。

「塩分1gは、130ml~140mlの水分を体の中にキープ」してしまう、とあるドクターから聞いたとき、なぜ足の浮腫みが取れないか、なぜそんなに食べていないのに体重が増加するのか、その理由が分かった気がした。これまで外来に行くたびに「塩分気をつけてくださいね」とは言われていたもの、理論的に「塩分を1g接種すると、体は130ml~140mlの水を体内にためてしまいます。腎臓が健康であれば余分な水分は尿として排出されますが、透析を始めて尿量が減ってくると、その余分な水分も体内に残るわけですから体重が増えたり足の浮腫んだりします。」と言って頂いていたら、自分の場合約9か月間も続いた足の浮腫みは、もっと早く改善していたに違いない。

9月に再入院した際、体重は73㎏あったのだが、2週間後退院した時は66㎏だった。入院中の食事は病院食以外はないし、病院食は塩分、カロリーがしっかり管理されていることに加えて、飲水量も自分なりに節制してできるだけ飲まないようにした。その結果の7㎏の減量と思う。(筋肉量も減ったと思うが)そのほとんどが「除水」。ほぼ7リットルの水が抜けた、というか7リットルもの余分な水が体に溜まっていたと考えると恐ろしい。そして退院後も継続して管理し体重が61㎏までなり足の浮腫みは無くなった。

今回のテーマは非常に重要で、塩分接種量のみならず、飲水量や尿量、接種カロリーなど、それぞれお互いに関係し合って、体重、血圧、そして足の浮腫みななどといった症状として表れてくる。あらためて書こうと思っているが、まずはなんと言っても塩分だ。でもこれ、腎臓が健康な健常者の方々の場合はすべて自動的に体が対応してくれるのでホント人間の体とはすごいものだと感嘆させられるなあ。

 



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