プルサーマル計画の受け入れの賛否を問う住民投票条例制定請求の署名提出にあたって
さる10月3日より2ヶ月にわたる署名収集期間を終え、私たちはようやく、署名簿を県下各地の選挙管理委員会に提出するところまでこぎ着けました。
おかげさまで、佐賀県全域からの総署名数 53,191筆 の署名を頂くことができました。
実際にはもっと多くの数がありましたが、この数は、明らかな無効署名を除いた選管への届出署名数です。
私たち市民の手によって始めた署名活動は地方自治法の定める有権者の1/50をはるかに上回るご署名を頂きました。
県内外からご支援ご協力をいただいた皆さまにはひとかたならぬお世話になり、ありがたいことと深く感謝いたします。また、ご指導いただきました選挙管理委員会の皆さまにも御礼申し上げます。
県民投票条例請求という佐賀県史上初めての取り組みに当たっては、多くの障害がありました。
政党や組織に頼らず、県下全域に渡って広く活動を展開する困難さ。
運営資金をすべて寄付にたよるなかでの県民投票条例の請求を行っているということの広報活動。
プルサーマル計画というたくさんの論点をもつ問題を理解し説明することの困難さ。
限られた人数と期間の中で、次々と起ってくる想定外の事態があったことは言うまでもありません。
住民投票自体の制度上の欠陥と思われることもあります。
1つには、県政のことですので、署名収集に当たる方は県下の住民すべてから署名を集めても何ら問題がないはずですが、自分の住民票のある地方自治体の方の署名しか集められないという制約。
2つには、個人情報保護法で個人の情報が守られる時代にあって、署名簿が縦覧されるということ。
このために署名を差し控えられた方が多数いらしたことをここにご報告しておきます。
さて、県知事と県議会議員の皆さまへのお願いです。
県知事には、この結果を重く受け止め、県民の意思を受け入れる寛容さをお示しくださるようお願いいたします。また、県議会議員の皆さまにもプルサーマル計画の受け入れの賛否に関する県民投票条例制定に対する私たちの切なる思いにご理解くださるようお願いいたします。
間接民主主義の政治体制の中に直接県民投票の制度があるのは、民意と政策の乖離を調節するためです。
プルサーマル計画で生じる高レベルの放射性廃棄物である使用済みMOX燃料は、未来永劫、子々孫々の負担となります。こうした重大問題は広く県民の意見を問うべきです。
県民投票の請求を取り上げていただければ、県民の議員の皆様への信頼は増し、また政治への関心はたかまり、積極的に私たちの暮らすこの佐賀県をより良くしていくことにかかわろうという県民が増えていくことでしょう。
県民投票を行うことによって県議会議員の皆様は失うものは何もありません。もし、県議会議員の皆様が佐賀県政史上初めての県民投票を軽く考え、県民の意思をないがしろにした場合、佐賀県議会は非常に残念なことに県民の信頼を失い、県民の政治への無関心をもたらすことになるでしょう。県民投票を行っていただくことが、県民恊働を本当のものとし、よりよい佐賀県政を作り上げることと信じます。
平成18年12月13日
プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会
共同代表 藤 雅仁 満岡 聰 吉森康隆
さる10月3日より2ヶ月にわたる署名収集期間を終え、私たちはようやく、署名簿を県下各地の選挙管理委員会に提出するところまでこぎ着けました。
おかげさまで、佐賀県全域からの総署名数 53,191筆 の署名を頂くことができました。
実際にはもっと多くの数がありましたが、この数は、明らかな無効署名を除いた選管への届出署名数です。
私たち市民の手によって始めた署名活動は地方自治法の定める有権者の1/50をはるかに上回るご署名を頂きました。
県内外からご支援ご協力をいただいた皆さまにはひとかたならぬお世話になり、ありがたいことと深く感謝いたします。また、ご指導いただきました選挙管理委員会の皆さまにも御礼申し上げます。
県民投票条例請求という佐賀県史上初めての取り組みに当たっては、多くの障害がありました。
政党や組織に頼らず、県下全域に渡って広く活動を展開する困難さ。
運営資金をすべて寄付にたよるなかでの県民投票条例の請求を行っているということの広報活動。
プルサーマル計画というたくさんの論点をもつ問題を理解し説明することの困難さ。
限られた人数と期間の中で、次々と起ってくる想定外の事態があったことは言うまでもありません。
住民投票自体の制度上の欠陥と思われることもあります。
1つには、県政のことですので、署名収集に当たる方は県下の住民すべてから署名を集めても何ら問題がないはずですが、自分の住民票のある地方自治体の方の署名しか集められないという制約。
2つには、個人情報保護法で個人の情報が守られる時代にあって、署名簿が縦覧されるということ。
このために署名を差し控えられた方が多数いらしたことをここにご報告しておきます。
さて、県知事と県議会議員の皆さまへのお願いです。
県知事には、この結果を重く受け止め、県民の意思を受け入れる寛容さをお示しくださるようお願いいたします。また、県議会議員の皆さまにもプルサーマル計画の受け入れの賛否に関する県民投票条例制定に対する私たちの切なる思いにご理解くださるようお願いいたします。
間接民主主義の政治体制の中に直接県民投票の制度があるのは、民意と政策の乖離を調節するためです。
プルサーマル計画で生じる高レベルの放射性廃棄物である使用済みMOX燃料は、未来永劫、子々孫々の負担となります。こうした重大問題は広く県民の意見を問うべきです。
県民投票の請求を取り上げていただければ、県民の議員の皆様への信頼は増し、また政治への関心はたかまり、積極的に私たちの暮らすこの佐賀県をより良くしていくことにかかわろうという県民が増えていくことでしょう。
県民投票を行うことによって県議会議員の皆様は失うものは何もありません。もし、県議会議員の皆様が佐賀県政史上初めての県民投票を軽く考え、県民の意思をないがしろにした場合、佐賀県議会は非常に残念なことに県民の信頼を失い、県民の政治への無関心をもたらすことになるでしょう。県民投票を行っていただくことが、県民恊働を本当のものとし、よりよい佐賀県政を作り上げることと信じます。
平成18年12月13日
プルサーマル・大事なことは住民投票で決めよう佐賀県民の会
共同代表 藤 雅仁 満岡 聰 吉森康隆