[写真] 500人を超える選手が走った中、15位でゴールインしたエース山口選手(福井・鯖江高出身)
とても小柄な選手ですが、今日は大きく大きく見えました。 本当にアッパレです。
この秋一番の冷え込みで、東京北多摩は幾分肌寒い朝を迎えた。
未明に降った雨は、路面を濡らす程度で上がったものの、
空一面を覆った雲は厚く、夜が明けたにも拘わらず、残念ながら日射しは望めそうにない。
毎年、正月(2日と3日)に行われる箱根駅伝大会は、来年で90回を迎える記念大会となり、
予選会は例年の10大学から13大学へ出場枠が増え、
今年の大会で上位に入賞した10大学と、本日の予選会を勝ち上がった13大学を合せた23大学で行われる。
その予選会が今日(10月19日)の午前、東京都立川市にて行われた。
選手は、陸上自衛隊の立川駐屯地からスタートすると、いったん立川市内に出た後
国営の昭和記念公園を周回して、公園内のゴールまで20キロを走る。
予選会に出場するチームは44大学、1チーム12人の選手が走り、上位10人の合計タイムで争われる。
昨年まで適用されていた、インカレでの成績をタイムに加算した方式は今年から改められることになった。
昨年までの方式だと、強い選手の成績がダブルでカウントされる、いわゆるハンデキャップ方式だったが
今年は予選会での成績だけで決める、ハンデなしの一発勝負である。
9時35分、号砲とともに44大学×12人=528人が一斉にスタートすると、
1時間弱で先頭を走る数人がゴールし、10分ぐらい遅れてドドドドドッと全選手がなだれ込んでくる。
早い話が、選手は約1時間走っているのだが、観戦しているポイントで選手を応援できるのは10分少々
応援する者の心得としては、全選手が走り抜ける約10分と、
お目当ての選手が目の前を走り抜ける1~2秒に集中しなければ、応援を楽しむことが出来ない。
つまり・・・ 約10分は、瞬きしてたら勝負どころを見逃す場合すらあるのだ。
10時30分を過ぎた頃、私の観戦していたゴール前(約100メートル手前)は俄かに賑わしくなって来た。
先頭は山梨学院大と日大の外国人留学生2人、やや遅れて東京国際大の外国人留学生
第4位は日本人トップで城西大の選手、ここからドドドドドッと各大学の選手がなだれ込んでくる。
創価大のトップはエース山口選手、昨年の箱根大会を学連選抜代表で好走した選手である。
私の時計は、10時35分のちょっと手前だったから、
タイムは1時間丁度ぐらいではなかろうか、トップを走り抜けた外国人選手との差は約2分あったが
日本人トップの選手とは1分あるかないかのタイム差であった。
山口選手の後から、2番目の選手が戻って来るまでに2分弱、それからまた1分ぐらい遅れて3番目の選手
ここからは数秒刻みで選手が戻って来るが、10番目の選手が戻って来た時は10時45分になっていた。
おそらくトップの山口選手から10番目の選手が戻って来るまで、4~5分のタイム差があったと思う。
なお表記のタイム等は、私の腕時計で確認したものであって、公式タイム及びタイム差ではありません。
今年の予選会には、山梨学院大、中央大、日大、大東文化大、神奈川大、東京農大等々
本大会の常連大学がたくさん出ていたのに加え、近年力を付けて来た拓大、上武大、国学院大
さらには古豪の国士舘大や、昨年本大会を逸した東海大など強豪大学が目白押し
大よそだが・・・ 10人目がゴールした時点で20位前後だったと思った。
左手では、10人がゴールしたを大学を大雑把な目算で、
農大、山梨、東海、大東文化、神奈川、日大・・・ と、ぶつぶつ言いながら指を折り、
右手では、創価大のゴールした選手数を、1、2、3、4、5・・・ と、しっかり指を折って数えていた。
その合間にカメラを持って写真を撮っていたので、その数は正直言って正確ではないと思うが
丁度、両手が開いた時に創価大の10番目の選手が走り抜けたので、
全体の順位は、±で一つか二つぐらいの差で当らずとも遠からずだと思う。
なお蛇足だけど、両手を使って数を数えたのは小学校の1年生以来ではなかろうか。
けっこう慌てていて、舞い上がってたんだけど、それでもこのカウントが楽しいというか何というか、
何が何だか分かんないんだけど、使命感みたいなものを感じてしまい、
回りには人がたくさんいるのに、恥ずかしながら一人で興奮していた。(いやはやホントに恥ずかしい。)
それでもタイムの合計で上位に来ることも可能なので、微かな望みを持って成績発表を待っていたが
残念ながら13番目までに創価大は呼ばれることはなかった。
結果は残念だったが、20キロを約1時間かけて、爽やかに爽やかに走り抜けたランナーたち
秋空を思わせるような創価ブルーのユニフォームで疾走したランナーたちに
「ご苦労さま。感動をありがとう。」と拍手を送りたい。
成績発表の後、悔しさを胸に秘めて挨拶された監督やエース山口選手に、心から拍手を送りたい。
涙を堪えて学生歌を歌った選手たちの目に、
来年に向けての秘めた決意を見たのは、私だけではないと思う。
誓願の箱根駅伝への出場は叶わなかったが、来年のチャレンジに期待したい。
ガンバレ! 創価大陸上部
風になれ! 創価大陸上部
[写真] エース山口選手に続き、2番目(写真左)と3番目(写真右)でゴールした選手
大変申し訳ございませんが、選手名は存じ上げません。
[写真] 淡々と前を見つめ・・・ また、自らを激しく鼓舞しながら、一つでも前を目指す創価の走者たち
大変申し訳ございませんが、選手名は存じ上げません。
[写真] 成績発表後、陸上部員とともに挨拶をする監督(写真左)と山口選手(写真右)
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