どいつのBLOG

宇宙開発に関する事柄を中心に、著者の考察の過程を綴る写真日記 頭の休憩に一緒にごゆっくりどうぞ

UML in a Nutshell 2

2006-06-28 19:49:59 | Diary
UML in a Nutshell 読みました 簡潔に書いてあってよくわかりました 独習シリーズの様に練習しながら理解していく方法もいいですが、この本のようにすらっと読んで内容をつかめる本も結構いいものだと思いました.

O'Reillyの本は初めて買いましたが評判どおりいい本だと思いました.昔LINUXのハンドブックを読んだときは全然理解できずに不便な本だと思ったものですが、今回はちょっと違ってよかったです.

もしUMLを使いこなせたらこりゃあ便利だと思いました.我々の衛星開発に有用か?という問いの答えを求めて読み進んだわけですが、使えないはずがない!というのが僕の答えです.要するにUMLはプログラミング言語ではなくモデリング言語ですから、モデリングできるものであればUMLを適用できます.

敢えてUML(モデリング言語)を使いたい一番の理由は衛星のシステムをみんなで共通理解したいから。UMLを利用すれば細かい内容に(例えば膨大なコードの内容やサブルーチンの内容、プログラム手法などに)立ち入ることなくその一歩手前でシステムの設計の話ができる。それに大学での衛星開発はドクターの世代をまたぐ形で進行するため新規参入したメンバーがいちはやく衛星のシステムの構造を理解し仕事に取り組める.

とりあえず視野が広がった。あとはこれから少しずつモデリングのレベルを掘り下げていけばいい.よし重い腰を上げてみよう.