暑い夏を通り越して、空気にも熱い夏が入り込んでいた。
店内は清涼で、澄んだオゾンが流れて嬉しい。
グラスにはソーメンとモズク。
そこに盛夏の旬ものはアワビ。ずるずると食べたいが、なるべく涼しげに箸でつまんだ。
いつもなら白ワインだが、店主が昨日仕入れた黒龍の吟醸をすぐに頼んだ。
「写真は高澤秀幸さん提供」
黒龍は思い出深いね、隣の友人に語り掛けた。
それは、また?とカウンターの店主。黒龍は人気でなかなか酒屋も渡さない酒になっているという。
あれは・・・と、友人の話だと2008年のことのようだ。
当時馴染みの寿司屋が志太泉の酒蔵バスツアーを企画した。
常連客だけで20名はいただろうか、友人も一緒だった。
出発時に埼玉のK酒店が黒龍の吟醸を一升瓶で20本、その他の酒を10本
寄付してくれた。寿司屋の肴でいっぱいやりながらのツアーだった。
豪儀な酒屋だと思った。
帰り、その余った黒龍を二本ぶら下げて帰ったのを今でも思い出す。
ほたて
塩で食べる。塩が新しいものになった。前回は新潟村上の藻塩、
この日のものは瀬戸内の藻塩だった。甘味があって、あっさりした塩だ。
タコは包丁目が入って美しい。見た目も大事、味わいも大事、両方だ。
筋子が入ったようだ。手巻きで食べると海苔といい調和の味わい。
新作。赤おくらと小茄子の冷たい煮だし。赤オクラは多少の処理をした生か?食感がいい。
小茄子の柔らかな食感といいバランス。夏の涼感で、冷酒。
いさきの炙り。
つまみが三品続く。
白エビにキャビア
焼き魚が出るときは赤のグラスワインを出して、と最初からおねがいしますと言ってあった。
西京焼きはギンダラ、さわら
これには赤ワインでしょうが、と呟きながら少し自慢した。確かに美味い。
握りが七つ(一つ撮り忘れたのか)
武漢ウイルスの事は忘れていた。
70歳を過ぎているから感染すると軽くは済まない。だから、飲食店に入るのも用心する。
いきおい知らないところは避けるし、居酒屋も悪いけど素通りになる。
ようやく、歩いているときはマスクは取れた。
恐怖心・・・、飛んで、け!
二代目太郎
東京都江戸川区松島3-12-11 03-6873-7703
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