鶏を飼ってみると常に接するジレンマが無精卵と受精卵の問題です.
冬には無精卵が多い, または夏には無精卵が多い等々...
受精率と言うのは飼育環境とサイクルによって違うので直接確認した方が良いが、
普通は孵化器に卵を入れて孵化予定日に生まれなければ検卵器を照らして卵が清ければ
無精卵と思うんです.
しかしこれは過ちです.
受精卵でも色々理由で発生ができなければ清く見えるからです.
ニワトリは一回の交尾で 2週間位の受精卵を生むことができるんです
その中一週間位が受精率が高くて後の一週間は受精率が低いと言うんです.
一週間にただ一度の交尾をするニワトリはいないので一度受精卵を生み始めれば
休卵をするまで無精卵の出る確率は少ないです.
もちろん産卵追いこみには無精卵が出始める場合も多いけど.。。
普通 1:3位の飼育をすれば無精卵があんまり出ないです.
またケージの大きさをあんまり大きくしないで雄を時たま別に閉じこめたまた合リするなど 多くの方法で受精卵を高めることができるんです.
種卵は 24度で細胞分裂すなわち発生を始めるからいくら受精卵でも保管温度や衝撃等によって初めから発生をしない場合があります。
下の写真で判別するのが確かな判別に助けになるでしょう。。。.
無精卵..... 白い小さな点
受精卵..... 白い大きい点
受精卵..... ドーナツ 形
種卵の問題で発生できないまた中止する場合
*保存中の温度,湿度, 換気が適当ではない場合
*汚染卵,破卵,血卵,異物卵,奇形卵,卵殻が薄いのか均一ではない時
*種卵疾病に感染または病原体に汚染
*遺伝的致死因子
*種卵の栄養的結合で 胚子 発育不良
*排卵後高温または低温に露出して 胚子が分裂してから中止することを繰り返し
*胚子の凍結(種卵凍結)で活力が弱くて受精卵なのに無精卵のように発育中止になる場合