元気の素 SMAPに愛を叫ぶブログ

SMAPがSMAPらしくいられますように。草彅剛くんを贔屓にしていますが、SMAPあってこそなんです!

バリーターク

2018-06-19 | 
舞台の楽しみが、満たされる素敵な演目でした。


今座っている所は何処なの。
今眼前で観ている物は何なの。
彼ら二人は何を言ってるの。
どんな関係なの。
どうしたの。
病気持ちなの。
大丈夫なの。
楽しそうだね。
子どもみたいだね。
身体能力は高いね。
あ、物語の構築してる。
社会性はある二人なのか、、、

想像力と知識の動員と、リズミカルに進む展開。
忙しい頭の中なのに、感性で異なる受け取り方をしそうなファジーな展開。

いきなり神の使いか、死神か、釈迦の掌か、地に足ついた男3が、存在感バリバリに登場する。
男3の通告で二人に別れが訪れる。

もう素晴らしいですね。展開も役者も世界がバリーターク!

きゃっきゃとふざけ倒していた二人は、どちらかが死に向かう12秒の生きる道を選べと言われる。
行くのは年長者か。
ここで「君が行け」と松尾諭さん演じる男2が言うのです。
閉ざされた部屋で何年も一緒に過ごしてきた。
草彅剛くん演じる男1が、外の声、虫に異常に関心を示し、
パニック症状も出ていた事、繰り返しのごっこ遊び擬きに集中出来なくなっていた。
壊れかけた精神は、このまま部屋にいたら本当にダメになると思ったのかもしれないし、
外への憧れを叶えてあげたかったのかも知れない。
愛がある、「君が行け」だった。

男2は、世話好きで我慢強い。
彼がいる事で、この後女の子もきっと幸せな時間を過ごせる、そう予感させてくれる。
勿論、男2も女の子が居る事でいい人生になる、きっと。

人は、生き方が違う。
得意な事、苦手な事ある。
人生楽しもうよ、っていうけど人によって楽しいことは違う。
それは、本人が決める事。
本人が分からなくて、側から見ていてわかることもある。
後押ししに来た小林勝也さん演じる男3が、いい声で惚れそうでした。

そして剛くん演じる男1。
ファン目線で見ても良い生活シーンに身悶えしながら観ていたのが、(シャワーシーン、着替えシーン、女役、軽々飛ぶ姿)
仲の良い男1と男2の暮らしの躍動感、音楽のリズム、コミカルな空気に、
いつのまにかエンダ・ウォルシュの、白井晃のBALLYTURKに引き釣りこまれていた。
男1の苦悩が迫り、息苦しく辛い生活に客席まで苦しくなる。

実はこの舞台神奈川芸術劇場と、世田谷パブリックシアターとそれぞれ1回観ました。
1回目の時より2回目の時、男3の登場に待ってました、と思ったのです。
男1を助けに来てくれてありがとう。
そう思いました。
男1が行くのを知ってしまっていたからね。

でも、男1が、男2に説得するセリフがあるんだけど、向こうの世界がどんなに良いか言う。男2の為に。
説得力がある。熱意がある。この時の男1が、5月最終日の時がより震えました。あちらの世界への憧れが切実に迫ってきました。
だからこそ、男2は、男1をこそ行かせることに決断する!
この展開で、泣いていました。身につまされて。
当事者じゃないのに。

演劇って素晴らしいですね。
剛くん、また素晴らしい世界に連れて行ってね。
バリーターク、ありがとう😊😊😊







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