burst!危険なふたり

幕が上がる時。
幕が降りる時。

ライトが当たる時。
ライトが消える時。

演者の声が発せられるその時。
ピアノが流れる時。

床が鳴る。
天の声がする。
客の静寂。
息を飲む気配。
どっと笑う声。

大好きな舞台でした。
あっという間に世界に入り込み、
魅了されて、涙がでるほど笑いました。
笑ってる間にいつの間にか、変な世界を、変人を、愛していました。

現実に居たら排斥したくなる人物を、許すどころか、愛おしく思うのは何故だ。

まあ、役者のファンであるし、コメディだからでしょうか。
もう少し観て考えたいです。

私が観劇した日は、アクシデントがあったそうです。
私は気付かず、思いっきり受けておりました。
気持ち良く笑わせてもらった。
素晴らしいですね。
お互いを見てない遠い電話を通してしか伺えないのを、アドリブで楽しい展開にしてしまうのです。


慎吾ちゃんの舞台はじめて観ましたが、舞台に映えるし発声が安定してるし、
テープを剥がしおわっった！！！感じがものすごく伝わってパントマイムも見てみたいと思います。

剛くんはもうセリフといい、動きといい、熱い！
何だろう直接、届くものがある。
そこに居るのにちゃんと脚本の中の人であり、視線を客席に送るんだけど客席側は、客席ではない本の中の世界が広がっている。
そしてなにより、剛くんの表情、佇まいが、青木という人物の日常から逸脱した瞬間の怖さを見せてくれた。
いい時間でした！

フリートーク付きという幕後にサービスがあって、その日はアクシデントがあったこともすぐわかったし、
熱い挿入歌もきちんと聞けたし、サービスも満点でした。
三谷さん、ありがとう。

終わってすぐになんですが、再演も期待します。きっともっといける！
剛くん、喉に負担かけないでね。
ずっとずーっと貴方の舞台観たいのです。
是非、ご自愛くださいませ。