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永崎士道の建設業徒然なるままに、時々国防とグルメも

主に建設業の話題を書きたい。
私自身建設会社の社長だったので、
業者贔屓の発言も大目に見てください。

談合(カルテル)ブレーンストーミング(その11)

2012-06-15 | 談合
金融自由化以前、お金は行政当局によって様々な足かせを掛けられていた。

まず、国境を超えることが厳しく制限監視されていた。1949年に制定された外為法では、海外へお金を持ち出すことが原則禁止だった。個人の海外旅行でも、日本から持ち出せる現金の上限額が決まっていた。
国境を超えるお金は貿易に伴う決済金額だけだったから、貿易額=国境を超える金額と考えてもよかった。

国内でも大蔵省などの行政当局が、業界や会社規模ごとにお金の縄張りを決めていた。
大企業は都市銀行、地方企業は地方銀行、中小零細は信用金庫などが資金を融通、重厚長大型の国策企業には長期信用銀行が割り当てられた。

しかし、1996年から始まった日本版金融ビッグバンで、97年外為法は大改正され、現在はだれでも自由に国境を越えたお金の移動ができる。個人にとっては外貨預金が最も一般的だろう。外貨預金の実質は、円で外貨を買うことである。

以降、国境を超えるお金は毎年倍々ゲームで増えていき、今では、100×貿易額=国境を超える金額になっている。つまり、国境を超えるお金のほとんどが、マネーとマネー(外貨、債券など)の売買取引なのである。

今日はここまでにします。おやすみなさい。





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