★頓珍漢写楽★

 みちのくから発信

名残の湯・・・2

2023-03-31 07:00:00 | 日記

名残の湯は玉川温泉から登山道を登り見返り峠から一気に沢伝いに下って適温の

温泉流と湯壺を探さなければ楽しむことができない。それでは沢の下流からアタ

ックするルートが必ずあるはずと地図を覗けばあるではないか。それはこうだ、

田沢湖の方から北上し玉川温泉に入らず北上すれば右手に澄川地熱発電所の看板

があるので地熱発電所へ入り込む。

駐車場は地熱発電所に断りを入れて利用させてもらう。道は発電所に南側の登山

道を右に回り込むように西へ進めば左手に下画像の様な風景が見える場所にでる

のだ。この間約一時間である。下画像の右奥の山が焼山1336mその右手の

やや黒い箇所が火口湖だ。玉川ルートだとつまり画像の奥から名残の湯を求めて

下ってきたのだが澄川ルートではロープを使って沢に降りれれば温泉流だ。

玉川ルートで行った時は前日に大雨が降り偶然にも湯温や温泉流が調整されて

最高の状態ができたのだろうと感じたのは、澄川ルートで訪れた時は前日は雨が

降らなかったせいか湯量は少なくなかなか入浴可能な場所を見つけれなかったが

なんと、画像2枚目の場所を少し上流で見つける事が出来たのは幸いだった。

秘湯中の秘湯はけもの道をも通ります、万全の対策にて訪問してください。あなたを

秘湯が待っている、川原毛大湯滝やこの名残の湯の温泉流は秘湯中の名湯である。


名残の湯・・・1

2023-03-30 07:00:00 | 日記

秘湯中の秘湯とは下画像の事を言うのでは!

ある日のことでございます。国土地理院の地図を広げて玉川温泉周辺を見ていたら

硫黄採りの沢や湯の川と言う文字を発見、でPCの航空写真付きの地図を開き確認すると

これはもう行くしかないと言う判断のもと実行日を決め友人と連絡を取り〇〇日に出掛

ける事にしたのだ。実行日の前日の夕方までは晴天続きであすが楽しみと思った矢先に

大雨が降りだしたのだ、これは無理かなと思いつつ床の中に入ったのだが、その雨も

明け方には止み、晴天これはいけると友人宅へ赴き玉川まで車を走らせたのだ。

玉川温泉に到着と出発が10:00AMで焼山(1336m)の中腹までただひたすら歩く

登山道が整備されているがきつい、この登山道は八幡平の後生掛け温泉まで続く道だ。

玉川を出発して2:30分焼山の麓に到着、焼山は焼け跡の様に頂上までが草木ががない

裸の山だ。下をのぞけば大きな沼が見て取れるこれこそが806年に噴火した時の火口

湖で蒸気が大量に吹き出ているのだ。その火口湖から下流は岩石の沢が続いているから

沢を石伝いに下り始めると湯気が立ち昇る湯川があるので手を入れてみれば少し熱い。

もう少し下ってみようかと足を進めれば、下画像の温泉流の場所を発見入浴した時は

すでに時計は13:30分であった。湯はとうとうと流れ最高の秘湯温泉流を楽しめるのだ。

訪問したのは晩秋でつるべ落としの日が気にかかるのでなんと入浴時間はおよそ1時間で

帰り支度だ。再び火口湖の上にたどり着き後ろを振り返ればとうとうと流れる湯川の沢

が見て取れる場所が見返り峠だからこの温泉流の流れを秘湯探究会は「名残の湯」と

名づけた、最高、最大の秘湯の温泉である。


名湯玉川温泉で

2023-03-29 07:00:00 | 日記

下画像は日本一の噴出量(一か所で)を誇る玉川温泉大噴湯だ。

湯量は一分間にドラム缶(200L)×45本分=9000Lがここから自噴している

のだからすさまじい。湯温は98度、強酸性の湯であり金属を身に着けての入浴では

金属が腐食されるのか真っ黒に変色するから要注意なのだ。しかしこれだけの湯が

なぜここに湧き出るかと言えば、この玉川の東にある焼山(1336m)が806年

に中腹から噴火した際にできた火口湖から出てきているとされる。

(大噴湯画像はウイキぺデアから引用)

大噴湯を取り巻くように自然散策路がぐるりとあって多くの人々がその道を行き来する

真ん中にあるのが下画像の露天風呂だ。大噴湯のわずか北側にあり脱所はあるものの

囲いはないのです。湯温は40度の中に身を投じ景色を眺め遠来の湯客と温泉談議で

時は過ぎて行く良い所だ。


極楽の温泉へ

2023-03-28 07:00:00 | 日記

駐車場から橋を渡っての温泉流で見よ清めて後、川を右手に200m程進めば急激に

落ち込む谷への下り口から画像の大湯滝が迎えてくれるのが「川原毛大湯滝」なのだ。

先に身を清めるために入った温泉流が大きく右手に蛇行してこの湯滝の上部まで流れ

てきている。画面の左手から流れ落ちる所にも一人が入れる湯壺が2段あるが滑る

ので要注意。更に左手の岩場を登り切れば流れ落ちる滝の上部にはすり鉢状の大きな

湯壺があるのを確認はしているものの、ロープで体を縛り湯壺に降りなければなら

ないのでまだその湯壺には入浴していない。ここを楽しむには季節的には暖かい時期

秋はせいぜい10月後半が限度ある。頓珍漢写楽は5度ほど訪れてはいるが、実際に

三途の川を渡り地獄を経由し天国のこのような温泉に行けるなら北日本秘湯探究会を

主催した甲斐があろうというものだが、前もって閻魔さんにこのコースを辿れる様に

嘆願書でも書こうと思うのだが、あて先が判らないから悩みの種なのだ。


地獄から極楽の温泉へ

2023-03-27 07:00:00 | 日記

きっと、天国はここを通過すればあるのだと信じて進もう。下画像なる川原毛地獄は

三途川を渡っても渡らなくてもこの地獄にはいとも簡単に行ける。ここは、先の日本の

首相だった菅氏の生まれ故郷の秋田県湯沢市に存在する。湯沢市の東に小安温泉がある

が、徒歩で行くには泥湯を経て登り切り車を止めて30分下ればこの看板の所にでる。

また湯沢市内からは車で小安温泉に向かえば途中に三途川渓谷があるので渡る手前から

車で南東方向に進めば下の看板がある駐車場に到達できる。つまり先の泥湯から来る方

の下側だ。

いずれ、此処に到着したなら、硫黄の匂いが立ち込め駐車場の下は湯川が流れている所

なのだ。思ったより地獄は景色が良い。駐車場から極楽の温泉に向かうのには湯の川に

掛かる丸太橋を渡り右に下ってゆくのだが橋を渡って間もなく、下画像の温泉流の湯壺

に入浴し身を清める事ができる。そう川の下流にあるのが「川原毛大湯滝」なのだが、

湯加減が良くなかなかこの温泉流から抜け出せない塩梅なのだ。