秘湯中の秘湯とは下画像の事を言うのでは!
ある日のことでございます。国土地理院の地図を広げて玉川温泉周辺を見ていたら
硫黄採りの沢や湯の川と言う文字を発見、でPCの航空写真付きの地図を開き確認すると
これはもう行くしかないと言う判断のもと実行日を決め友人と連絡を取り〇〇日に出掛
ける事にしたのだ。実行日の前日の夕方までは晴天続きであすが楽しみと思った矢先に
大雨が降りだしたのだ、これは無理かなと思いつつ床の中に入ったのだが、その雨も
明け方には止み、晴天これはいけると友人宅へ赴き玉川まで車を走らせたのだ。
玉川温泉に到着と出発が10:00AMで焼山(1336m)の中腹までただひたすら歩く
登山道が整備されているがきつい、この登山道は八幡平の後生掛け温泉まで続く道だ。
玉川を出発して2:30分焼山の麓に到着、焼山は焼け跡の様に頂上までが草木ががない
裸の山だ。下をのぞけば大きな沼が見て取れるこれこそが806年に噴火した時の火口
湖で蒸気が大量に吹き出ているのだ。その火口湖から下流は岩石の沢が続いているから
沢を石伝いに下り始めると湯気が立ち昇る湯川があるので手を入れてみれば少し熱い。
もう少し下ってみようかと足を進めれば、下画像の温泉流の場所を発見入浴した時は
すでに時計は13:30分であった。湯はとうとうと流れ最高の秘湯温泉流を楽しめるのだ。
訪問したのは晩秋でつるべ落としの日が気にかかるのでなんと入浴時間はおよそ1時間で
帰り支度だ。再び火口湖の上にたどり着き後ろを振り返ればとうとうと流れる湯川の沢
が見て取れる場所が見返り峠だからこの温泉流の流れを秘湯探究会は「名残の湯」と
名づけた、最高、最大の秘湯の温泉である。