スポレートの第17弾では、旧市街の入り口部分にあるガリバルディ広場の西側に建つサン・グレゴリオ・マッジョーレ教会を
ご紹介します。
サン・グレゴリオ・マッジョーレ教会は11 世紀末から 12 世紀にかけてスポレトの殉教司祭グレゴリウスを記念して建てられています。
鐘楼は12世紀の物ですが、現在の教会の建物は16 世紀から 18 世紀にかけて何度か改築された結果ゴシック様式となっています。ファサードの前には
16 世紀の柱廊玄関があり、1597 年にパオロ サンヴィターレ司教によって行われた改修により、美しい門で飾られています。この柱廊の左側には
美しい天井画で飾られたイノケンティ礼拝堂があります。
3廊式の内部には主に 15 世紀のフレスコ画数多く描かれています。クリプタは3 つの身廊に分かれており、左側後陣の近くにある石棺は、
この教会の建築に携わったサンタ アボンダンツァの墓と呼ばれています。