TRPGはじめて物語

TRPGのプレイレポートやゲーム、アニメなど気になったことや感想などを独断と偏見でのたれ書いたもの

偽典・ロードス島戦記

2019年05月04日 11時59分38秒 | 妄想TRPGリプレイ

「?

4箇所の貴族の屋敷に偵察するって話だったと思ったら、過去ログ遡ったら、ふつーにスニークミッションだった……

何と勘違いしてたんだろうな?」

「昔のシナリオノートにあったアラニア7不思議の話と混同したんじゃないか?

作ったのは20年ほど前な上に、7不思議にすると1大キャンペーンになるんで企画倒れになった奴」

「……プレイヤー人数12人のTRPGでは類を見ないテーブルだったなぁ」

「……それだけ居たら、他に何かできたでしょうに」

「6✕6とか、4✕4✕4とか?」

「当時は妙に新しいことがやりたかったんだよ……

ま、いいや。

とりあえず、没落貴族の屋敷へ偵察に出てもらうよ?」

「もう目の前でいい?」

「気が早いよ……

門まで行くの?」

「ふ……愚問だな。

『お前らは完全に包囲されている』

って、大声上げても良いんだぜ?」

「……さすがに偵察機を飛ばしたいわ。

索敵は重要よ?」

「(こくこく)」

「……それもそうか」

「なんの為に昼間来てるの?

貴族の別荘……だったよね?」

「そんな気がする」

「なら、基本的に街道は繋がってるはずだし」


まあ、馬車道はあるだろうなぁ


「僻地でない限り、隠れる場所はない!」


アランから半日の距離に隠れ家作る貴族がいたら、謀反疑われるだろうなぁ(笑)


「怪しい人が出入りしてるらしいけど、騎士団を動かさないって事は、証拠がないんだろうな?」

「そうだね。

昼間は閑散とした屋敷に見える。

行くまでの街道に怪しげな物は無かったよ」

「じゃあ、何しに行くの?」

「アラサガシかな?」

「確かに騎士の仕事じゃないわね。

……私の仕事でも無いけど、付いていくだけでお金を貰えるのなら、付いていくわ」

「現金なものね……ま、私も似たようなものだけど」

「……ーー……GM、コイツラがショッピングしている間の1日くれないか?」

「どうした?」

「情報収集……没落貴族って言っただろ?

所有者がどうして没落したのか?

と、屋敷の見取り図を探せないか?」

「本来だったら、盗賊の仕事だね」

「転職……」

「改宗……」

「しないからね!?」

「ふうむ……手段を聞こうか?」

「ゼンガーらの雇い主の詰め所にいる騎士から貴族のことを聞く。

見取り図は、大工から手に入らんか?」

「前者だけは、OKにしようか。

マイリー神官じゃ、土木関連のコネは難しいだろう。

1日じゃわからん」

「?

マイリーなら、ドワーフの信者が多そうだけど?」

「うん、だからドワーフの知り合いから土木の知り合いのコネを見つけなきゃいけないから、1日じゃ無理って事だね」

「ま、そうだろうな……

じゃあ、騎士から、なんで没落したのかを聞こうか?」

「単純にギャンブルで身を持ち崩したみたい」

「別邸が借金のかたにならなかったの?」

「売りには出てるんだけど、買い手がつかない状態」

「……それ以上の情報が無いわけか?」

「だから、調べに行ってね」

「何も無いかも知れないのね?」

「みたいだね?

門の前でいい?」

「不意打ちは無い?」

「門は、開くかな?」

「……!

罠を調べて!

このGMは罠が無いだろう所にデストラップを仕掛ける癖があるわ」

それ、俺……


ジャンヌ・オルタの初GMをPCのくせに乗っ取り、ラスボスになった経験がある。


「ボクの認識は間違ってないじゃないか。

ま、いいや。

罠や仕掛けが無いか調べてみるよ。

操作?知覚?」

「知覚で、捜索の特技があれば使っていいよ?

念入りに調べるなら、1時間ほどかければ+20%してもいい」

「……普通、15分1セットだったと思うけど?

ーー72……

だめじゃん」

「いやーとおるのこわい!!」

「何があったのかしら?」

「いや、特に被害を出した記憶は無いんだが?」

「GM乗っ取られた記憶じゃないか?

とりあえず、何もないと思ったよ?」

「ま、しょうがないか……

まさか、影牢みたいな罠は無いよね?」

「……そうね」


ここで、GMはシナリオを見返して、あちゃーと思っている。

本来のシナリオでは「門の前」には、何も無いんだった(笑)

ヒント出しそびれたな……

まさか、門の前まで進んじゃうとは思わないもんなぁ(笑)


「GMが悶ているな?」

「あーいうときは、ろくな事してないから、気をつけろ!」

(イリーナの方を向いて)「ほーら、何も無いー何もないぞー」

「通りたくなーい!!」

「……そこは、無視して中に入るか」

「罠があったら、叩き潰しましょう」

「おーい!ずんずん先に行くなよ……

一応、人の出入りがあるか、調べてからにしろよ?」

「忘れていたわね。

ハック&スラッシュじゃなくて、サーチ&デストロイだったわね」

「て、敵がいるかは知らないけどね」

「……昼間はいなさそうだなぁ」

「何か気がついたの?」

「いや?

ひとまず、庭とか外観から調べてみるか?」

「じゃあ、みんなで知覚で判定して……

さすがに範囲が広いから時間がかかるよ?」

「じゃあ、分担する?」

「可能性の目があるなら、そうするよ?」

「27%は、0じゃないわよね?」

「確かに……」

「でも高い数字じゃないし……順番に行こうか?

みんなで判定すれば怖くない!」

「何が?」

「ファンブル(自動的失敗)」

「ちっなんで、ロードスにはファンブル(致命的失敗)が無いんだろうなぁ!」

「あっても困るぞ?

前回、2回くらい出てるし」

「致命的失敗と自動的失敗はどう違うの?」

「自動的失敗は、ただの失敗だけど、致命的な失敗は、致命的な失敗なんだよ」

「説明になってたいわよ?」

「簡単に言うと後戻りできない失敗のこと。

例えば、鍵明けで針金が折れて鍵穴を塞ぐ。

死者蘇生を失敗して、灰になる。

……うっかり、魔王を復活させる。

とかかな?」

「最後のはギャグか?」

「実際に市販されたリプレイであったもんだよ?

魔法かなんか失敗して、悪魔呼び出して死んだプレイヤーがいる。

しかも、システムデザイナー」

「作った人が、自分のゲームで死んだの?」

「基本はサイコロの目によるからなぁ……

矢野俊策というクリエーターは、何度かシステム的に死んだことがあったと思ったよ?

自分の作ったゲームで……」

「お、恐ろしい世界ね。

製作者(神)すら殺すのね」

「そこが面白いところでもあるんだけどね」

ーー続く。


参考文献

ローズトゥロード リプレイ ソングシーカー (Role&Roll Books)
小林 正親,門倉 直人,相沢 美良
新紀元社
セブン=フォートレス リプレイ リーンの闇砦 (ファミ通文庫)
石田ヒロユキ
エンターブレイン
セブン=フォートレス リプレイ リーンの闇砦 (ファミ通文庫)
石田ヒロユキ
エンターブレイン
ダブルクロス・リプレイ・エクソダス 文庫 1-3巻セット (富士見ドラゴン・ブック)
伊藤 和幸
富士見書房

 



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