海の近くに住むそのおばあさんは
お日さまが水平線の向こうに沈むとき 波打ち際で海水に足を浸してみる
そうすると お日さまから 自分の身体の中に
エネルギーが ぐーっと注がれる
そんな話をしてくれた
家族での旅先だったか...
場所や表情はさだかでないのに
その話だけは覚えている・・・
もう帰ろうかと江ノ島を出た時
「あっ 夕焼けー!」
娘っちの声で 海岸沿いに降りてみた
大好きな 黄昏どきの空は
何層にも輝く不思議色のパレット*
確かに
太陽の道に足を浸してみたら
おおきくあたたかなチカラが
足先から身体の中に注がれてくるようだ
帽子のように浮かんだ雲
沈んでゆくのは とても早い
水平線に沈むのかと思ったら
雲の向こうに隠れていった
打ち寄せる波と 沈んでゆく太陽を 交互に見つめながら
なにを想っているのかな
帰ろうか・・・
と歩き出したら
「三日月~!!」
娘っちの指す方に目を向けると
江ノ島の遥か上に
白い細い三日月さま^^
じゃあ 帰ろうか・・・
と歩き出すと
「あっ 富士山!!」
沈む夕日を挟んで 左に江ノ島と三日月
右に ぽっかり浮かんだ富士の山
一度にたくさんのごほうびをいただいてしまったような
素晴らしい日の入りでした
地球って丸いんだね
夏に見たプラネタリウムのことを思い出しながら
帰りの車内でZzz・・・^^;
「もうすぐ着くよー」
パパの声で目を覚まし
ふっと空を眺めると
「三日月と木星の天体ショーだよ♪~」
今度はわたしの発見でした^^
ブレてますが^^;
実際は木星がおおきく輝いて...
「木星とお月さまがお話してるね^^」
娘っちの言うように 確かにそんなふうに見えた夜空*
いつか海の近くに住みたいね
そして たくさんの星を見たいね
夢ふくらむ晩秋の夜^^
忙しい日々を送っている友へ
この景色 エネルギーの話
エールが 届きますように・・・
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