金曜日の夕焼け
太陽の近くは濃いオレンジなのに
てっぺんはまだ青空
陽が延びました
水色～オレンジ～紫へのグラデーション
大好きな黄昏どき
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先々週 娘っちが連れて帰ったしずくちゃん
先週金曜も帰って来ました
スイミングに行って
夕焼けまで楽しんで
夜 帰ってから
しずくちゃんを見てみると
糸を出し始めていました
調べてみたら
「まぶし」というちいさなお部屋を作ってあげると良いそう
娘っち パパと作っていました
「明日には繭になっているかな～？」
楽しみにする子どもたち
先週脱皮したばかりなのに・・・
あまりの成長の早さに わたしは少し
驚きました
日曜 朝
しずくちゃんは繭の中でした
当たり前のことなのですが
元気にもくもく桑の葉を食べていた
しずくちゃんの姿が見えなくなって
娘っちもわたしも
・・・
一瞬、言葉を失いました
「ママ、しずくちゃん さなぎになるんだよね
蛾になって出てくるんだよね」
「そうだね、蛾になって卵を産んだら死んじゃうけど
卵から赤ちゃんが生まれるものね」
「それから、糸にするの？」
・・・
「糸にするには繭は、熱湯の中に入れるそうなの」
娘っちはその後を察して
しずくちゃんの入った箱を抱えて
静かに泣いていました
そこに起きてきた坊
「なんで熱湯に入れちゃうの？
さなぎが死んじゃうよ
そんなのやだよー！」
泣いて言いました
「蚕は糸にされること、知ってるのかな？
蚕は、なんで繭を作るんだろう？」
娘っちの疑問
「繭はさなぎになるために身体を守るから作っているんでしょ！
熱湯なんかに入れたらダメじゃない！」
泣きながら言う坊・・・
「蛾になって卵を産める蚕もいるけれど
糸になる蚕もいて
カタチは変わってしまうけれど
糸から素敵なお洋服や高級なお布団になって
その作品の中で
蚕は生きていてくれる って
ママは想うよ」
そう言いながら
複雑な気持ちになりました
まだ薄い繭の中で
しずくちゃんが一生懸命動いている様子が
かすかに見えました
日曜 夜
繭はしっかりしたカタチになり
しずくちゃんの姿は
すっかり見えなくなりました
娘っちはパパと
明朝 学校に持って行きやすいように
ちいさな箱を作って
繭をそっと移し変えていました
「先生 蛾にしてくれるのかな・・・」
そう言って今朝
ちいさな箱を大切に抱えて学校に行きました
種まき・開花・枯れゆくまで、朝顔の観察をした一年生
二年生で育て始めたザリガニ‘チャッピー’は
すくすく育っています
三年生になって、命の学習は、今
広く 深く
すすんでいます
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