47都道府県温泉巡り+旅の都々逸

ぶらりと訪れた街角で詠んだ旅の都々逸を中心に、ライフワークである各都道府県の温泉制覇なんかも気の向くまま紹介します。

風と一緒に来たごちそうを風が美味しくしてくれる(ラオス②)

2016-11-24 14:38:47 | 旅いくたび育
 今回の旅で迎えるラオス初めての朝。高層階のホテルから見えるメコン川とその上の青空がいいコントラストを見せています。

 泊まったホテルの近くにはワット・シームアンがありました。娘も寝ているので朝食後の散歩がてら、寺を見に行ってみます。


 ワットシームアンは14世紀建立の寺院で、建立を助けるために人身御供となった妊婦の伝説があり、「願いが叶う寺」として特に女性に人気があるそうです。ビエンチャンの市内では最も多くの参拝者を集めると聞いていましたが、あさイチということもあったのか、人影はまばら。極彩色の寺構えで境内も割と近代的になっていたので、それほど時間をかけず寺を後にしました。もうひとつ寺を見ようと思っていたのですが、雨が降り出し、ホテルまで戻ることにしました。雨期なので仕方のない面もあるかな。

 今日は高級ホテルでしたが、これからの三泊はやや空港よりの町外れにあるホテルに移ります。ちょっと不便ですがプール付きなので、日中の日差しを避けて娘を遊ばせることができるのではないか、と考えて予約したのです。

 トゥクトゥクを拾おうと思ってホテルの外に出ると、ドアボーイが走り出し、はるか遠くに見えるトゥクトゥクと交渉してくれました。運転の親父と話し出したボーイは「町の主要な観光場所を巡って1日で5000円程度だ」と鼻の穴をふくらませますが、俺らはこれから違うホテルに移るだけなんだけど…そう説明するとがっくりと肩を落としました。悪いことしたなぁ。でもこれでだいたいの相場が分かりました。

 ホテルに投宿すると、昼食場所の探索も兼ねてメコン川まで行ってみることにしました。
途中には野菜の即席市場ができていました。青野菜がほとんどだったのですが、バナナを買ってみました。一房あって50円くらい。うーん、安い。


 大きな幹線道路を二本渡ると道は砂利道になり、その向こうにメコン川が見えます。川沿いには気持ちのいい風も吹いていましたが、娘の昼飯の時間も考えなくてはならないので、来る途中に見かけたスペイン・イタリア料理の店に入ってみました。このあたり、娘がいるのでどうしても食事中心になってしまうのですねぇ

 店内はクーラーも効いていて、店の壁に闘牛士の写真を飾ってヨーロッパの雰囲気を出すなど少しおしゃれな雰囲気。ラオス料理はまだまだ娘が食べられるかどうか不安な面もあり、スパゲティとチャーハンを注文。心配していたも関わらず、娘はしっかりと食べてオレンジジュースも飲み干して笑顔

 翌朝。ホテルのブレックファーストは付いていないので、近所を散歩しがてら食堂を発見。看板のメニューはラオス語、そしてヒントは写真だけですが、なかなかローカルでいい雰囲気、何よりいいにおいだったので、さっそく入ってみることにしました。英語ができる娘さんにちょっと訳してもらいながら、カオニャオと麺、そして炒め物を頼みます。


 麺のコシとだしは朝にやさしい味。娘も喜んで食べてくれました。だんだんとアジアに、そして風に慣れていく娘の向こうに、動き始めたラオスの朝の町並みが美しく見えました。

 
 

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