昨日も朝9時に待ち合わせて、男二人で近所の神社めぐり。
1時間ほど歩きまわって、彼が贔屓にしているカフェで朝食。
焼き立てパンとコーヒーを食べながら、近々予定している旅行の計画。
商店街がひな祭りを開いていることもあって、店内はほどなく満員。
午後の予定も詰まっているため、11時頃には店を後に。
まず向かったのは、横浜元町。
彼が見つけた腕時計のお店に行きました。
これまで腕時計をほとんどつけたことのないA君ですが、なにやら思い立ったらしく、腕時計を買うことに決めたのです。
しかし、どうせ買うなら、他の人と違うものがいい。
ということで、本体とベルトを別々に選べるお店にやって来ました。
もともとは通販で始めた店らしいのですが、最近は人気が出てきて、リアルショップもいくつか展開しているとのこと。
店内もなかなか賑わっていました。
40分ほどかけて、彼のお気に入りが決定。
買ったばかりの腕時計をさっそく身に付ける…かと思いきや、なぜか両手に抱えたまま、ともに石川町駅へと向かうA君。
彼いわく、「自分はM体質だから、あえて我慢している」とのこと。
結局、次の目的地である桜木町駅までは、そのままでした (^_^;)
続いて向かったのは、横浜美術館で開催されている写真展『篠山紀信 写真展 写真力』。
次のスケジュールまであまり余裕がなく、30分ほどで慌てて巡ることになったものの、自分の身の丈より遥かに巨大な写真の数々に圧倒されました。
白眉だったのは、山口百恵さんの写真。
セクシーとか、ミステリアスとか、そういう表現がうまく思いつかないけれど、こちらの目を引きつけて離さない魅力がありました。
やはり一世を風靡したスターは違うなぁと実感。
横浜を後にして向かったのは品川。
いよいよ日本で公開された『ラ・ラ・ランド』を巨大なIMAXスクリーンで見たくて、埼玉県民がわざわざ出張ってきた、という次第なのです。
場内は当然のことながら超満員。
期待に胸を膨らませているうちに、いよいよ本編。
素晴らしかった。
本当に素晴らしかった。
先週観た『僕と世界の方程式』が今年ベスト級の大傑作だっただけに、「はたしてラ・ラ・ランドは…」などと無駄に心配した自分がバカだった。
まさに杞憂。
売れないジャズ・ピアニストのセブ(♂)。
女優を目指すも、オーディションに落ちてばかりのミア(♀)。
自分の夢を諦めきれず、日々に不安を抱えつつも生きている2人が、偶然が重なりあう中で出会い、互いに惹かれていく。
ここまでは予告編で描かれているとおり。ネタバレなしなのでご安心を。
圧巻のオープニング。
予想はしていたものの、この時点ですでに僕は泣いていました。
あまりにも幸せで、だからこそ感じてしまう「宴の後の切なさ」に、まさに身も心も震えました。
ライアン・ゴズリングも、エマ・ストーンも、どちらも大好きな俳優で、本作でも素晴らしい演技と歌を披露してくれました。
監督のデミアン・チャゼルは、前作『セッション』があまりにも凄まじく、「二度と観たくない大傑作」として僕の中に深く刻まれています。
色彩が美しく、特に女性たちが着るドレスの鮮やかな原色が印象的でした。
音楽も、もちろん最高。
サントラは売り切れだったので、ネットで注文。
ネタバレをしたくないので細かくは書かないけれど、とあるオーディションでミアが歌う曲がで、涙腺が完全に決壊しました。
嗚咽が漏れないよう、暗い中で必死に自分を抑えました。
なんと切なく、力強く、優しい歌なんだろう。
かつて大学の演劇サークルで、演劇の楽しさや苦しさにほんのちょっとだけ触れたことのある自分にとって、この曲に込められたメッセージは深く深く心に刺さりました。
いまこうして思い出しているだけでも、目が完全に潤んでいます…
まごうことなき大傑作でした。
映画って、なんて素晴らしいんだろう。
ミュージカルって、なんて素敵なんだろう。
この映画を生み出してくれた人々に、心から感謝します。
地元に戻って、遅めの夕食。
A君ともども、最近すっかりお気に入りのお店。
チェーン店なのに、肉も野菜もお酒も全部美味しい。
たらふく食べて、映画の思い出を語り、お互いのことを話す。
生きていて良かったなぁと思える1日でした。
最新の画像もっと見る
最近の「雑記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事