
荻原浩さんの『母恋旅烏』と『オロロ畑でつかまえて』を読みました。
この2冊は、年末から年始にかけて読みました。ちょっと暗めでヘビーな作品を続けて読んでしまったので、新年を迎えるにあたり「明るく楽しい作品で。それなら荻原さんでしょう!」となりまして、未読だった初期の作品2つを選んだ、とうことです。
『母恋旅烏』
元大衆演劇のスター・花菱清太郎(本名は菱沼清)は、一家で「レンタル家族派遣業」なるけったいな商売をしていた。役者だった経験を生かしての仕事だったが、思うほどの繁盛をするわけもなく、借金がかさんで火の車。そんな父に振り回されている妻と長男、若くして子どもを産んだ長女とその娘、次男は、バラバラな家族関係の中にあった。とうとう住む家すら失った一家は、かつてのよしみで大衆演劇の一座に復帰することになり……。
『オロロ畑でつかまえて』
牛穴村は日本の秘境と呼ばれ、超過疎化にあえぐ小さな村。この状況を何とかしようと、村の青年団(とはいっても年齢層は高め)は「村おこし」を計画し、東京の広告代理店に話を持ちかける。実はこの代理店はコンペに負け続けて倒産寸前の会社で、飛び込みでの仕事依頼をすぐに引き受ける。そして実際に牛穴村へ出かけた代理店の社員たちは、村にある湖を見てある作戦を思いつく。村おこしのためにとられた作戦と、その顛末は?
読んだ順番は『母恋~』→『オロロ~』でしたが、実は『オロロ~』が荻原さんのデビュー作。最初から凄いユーモア小説を書いた作家さんなのだと、改めて感動してしまいました。そして『母恋~』も「凄い」ユーモア作品でした。
両作ともユーモアてんこ盛り。ホロっとさせてくれる場面もあり、心は鷲掴みされっぱなしでした。まいった!
2014年から15年を楽しい読書で過ごせましたが、これから先、暫く読書記録はお休みです。実は! 遂に! あの作品を読み始めることにしました。
も~、何年越しだよ、って感じですけど、いっぱい待った分、じっくり大切に読み始めようと思います。感想は6月頃? 乞うご期待!

キリッ!
この2冊は、年末から年始にかけて読みました。ちょっと暗めでヘビーな作品を続けて読んでしまったので、新年を迎えるにあたり「明るく楽しい作品で。それなら荻原さんでしょう!」となりまして、未読だった初期の作品2つを選んだ、とうことです。
『母恋旅烏』
元大衆演劇のスター・花菱清太郎(本名は菱沼清)は、一家で「レンタル家族派遣業」なるけったいな商売をしていた。役者だった経験を生かしての仕事だったが、思うほどの繁盛をするわけもなく、借金がかさんで火の車。そんな父に振り回されている妻と長男、若くして子どもを産んだ長女とその娘、次男は、バラバラな家族関係の中にあった。とうとう住む家すら失った一家は、かつてのよしみで大衆演劇の一座に復帰することになり……。
『オロロ畑でつかまえて』
牛穴村は日本の秘境と呼ばれ、超過疎化にあえぐ小さな村。この状況を何とかしようと、村の青年団(とはいっても年齢層は高め)は「村おこし」を計画し、東京の広告代理店に話を持ちかける。実はこの代理店はコンペに負け続けて倒産寸前の会社で、飛び込みでの仕事依頼をすぐに引き受ける。そして実際に牛穴村へ出かけた代理店の社員たちは、村にある湖を見てある作戦を思いつく。村おこしのためにとられた作戦と、その顛末は?
読んだ順番は『母恋~』→『オロロ~』でしたが、実は『オロロ~』が荻原さんのデビュー作。最初から凄いユーモア小説を書いた作家さんなのだと、改めて感動してしまいました。そして『母恋~』も「凄い」ユーモア作品でした。
両作ともユーモアてんこ盛り。ホロっとさせてくれる場面もあり、心は鷲掴みされっぱなしでした。まいった!
2014年から15年を楽しい読書で過ごせましたが、これから先、暫く読書記録はお休みです。実は! 遂に! あの作品を読み始めることにしました。
も~、何年越しだよ、って感じですけど、いっぱい待った分、じっくり大切に読み始めようと思います。感想は6月頃? 乞うご期待!

キリッ!