レンガ造りと石造り

さて札幌の２日目です。
前日もそうでしたが、この日もなぜか札幌「なまら暑～い！」のでした。４月の半ばの北海道ですから、当然「涼しいor寒い」を想定して、長袖のシャツとかパーカーとかを持って行っていました。しかしそれらを着ることはなく、インナーのつもりで用意していた半袖Tシャツのみが大活躍な日々でした。

札幌での宿泊先は、大通とすすきのの間という、非常に便利な場所にあるビジネスホテルでした。どこへ行くにも便利だし、買い物や観光にも便利です。とりあえず札幌に来たら見ておきたい場所へも徒歩で行けちゃうので、散歩をするにはうってつけの立地でした。
「北海道は広いのに、歩いていける範囲に何でも揃っている便利な街だね～」って言ったら、弥次さんが、
「用事がいっぺんに済むような街でないと、歩き回ったら冬は凍っちゃうから」って！（その後「凍っちゃうから」が私の中での流行語大賞！　何でも「そうしないと凍っちゃうから」で納得できちゃう北海道って、なっまら（「なまら」の比較級、らしい…）凄い！）

２日目は一日中弥次喜多コンビと遊ぶ予定でしたので、待ち合わせの時間まで、ひとりで歩いて観光してきました。行ったのは北海道庁旧本庁舎、通称「赤れんが庁舎」です。



　　　

レンガ造りの建物って、実物を見たのは初めてかも。ネオ・バロック様式の美しい建物にうっとりと見とれてしまいました。
旧本庁舎の中は自由に入って見学できます。入っていきなり素敵な光景が迎えてくれ、守衛さんに「写真を撮っても良いですか？」と確認してからこの画像を撮りました。

なんという美しさでしょう！　朝から感動のあまりに涙が溢れそうになりました。
そして各部屋の中も見てまわりました。
　北海道で出合える野生動物の剥製があった部屋
エゾジカとかキタキツネとかゼニガタアザラシとかゴマフアザラシとか…

　どこもかしこもが素敵な会議室

まだ観光客がやって来る時間ではなかったので、美しいレンガ造りの建物とその中を、ゆっくり・のんびり見学できました。朝早く起きて、８時過ぎにはホテルを出て行った甲斐があったというものです。

それから、赤れんが庁舎前で弥次喜多コンビと待ち合わせをして、向かった先は小樽です。美味しいお寿司を食べに、小樽まで連れて行ってもらいました。お肉よりも圧倒的に海鮮ものが好きな私にとっては、夢のようなドライブです。

　
　

小樽は石造りの建物や倉庫がレトロな雰囲気を醸し出していて、ちょっとオシャレで、なまじ（「なまら」の最上級、らしい…）美味しい街でした。なおどんさんのところで小樽食い倒れお散歩ツアーの詳細があるのでどうぞご覧ください。

小樽から札幌へ戻って、いよいよ今回の「壮大な散歩計画」のメインイベントとも言うべき場所へ行くのですが、そのご報告はまた次回！

【おまけ報告：とみ、なおどん家に行く！】
小樽から戻ってメインイベントに突入する前に、なおどんさんのおうちにお邪魔しました。来月にお引越しを控えているので、本当に「お邪魔」なのではないかと思いましたが、母上サマはにこやかに迎えてくださり、初めてお会いしたとは思えないくらい、暖かく接していただきました。
なおどん家と言えば、10ニャンです。
最初に挨拶に来てくれたもっちゃんをはじめ、次から次へとナデナデさせてくれるニャンズ。でも唯一、ベッドの下に潜り込んで出てこないヤツがいました。ブヒくんこと慎太郎くんです。
ブヒくんは、なおどんさんが帰ってくると、目やにや鼻くちょを無理やりとられるので、それが嫌で逃げまくるのだそうです。だからこの日もベッドの下に潜り込んだのはいいけれど、他の子たちがみんな、知らないオバちゃんに「これでもかっ！」っていうくらい撫でれらまくっているのを、ただ羨ましく見ているしかなかったようです。
そして、なおどんさんがトイレに入ったまさにそのときです。
ベッドの下からドタドタドタドタドタと走り出て、隣の部屋にいた私の目の前にドスッと座ったデカイ猫。
「こんにちわ。僕が慎太郎です。撫でてもらいに来ました。今のうちです。さあ撫でてください。撫でて撫でて。ブヒッ！」
「お～お～、ブヒくん可愛いね～。ナデナデしようね～」と暫く撫でくりまわしていたら、トイレの水が流れる音とドアが開く音が…。
「ああ、もうだめぇ～、さよなら～、ブヒ～！」
ブヒくんはまたしてもベッドの下へ、ドタドタドタドタと全力疾走して行ったのでした（本当にドタドタと大きな音がしてました）。
…アニメを見ているようでものすごく面白かったわ、ブヒくん！