あ可よろし

「あきらかによきこと」は自分で見つける・おもしろがる
好奇心全開日記(不定期)

続々・建物探訪な散歩

2023-12-23 | 散歩
お茶の水の建物探訪な散歩はここで〆ます。最後はきちんと見ておきたかった山の上ホテルです。
実はここ、10月に老朽化を理由に2024年2月13日で「休館予定」になることが発表されました。再開の予定など未定のままです。
未定のままなのはひょっとして……、などと嫌な予感がしたりしますが、こんなクラシカルはホテル、多くの文豪に愛された「カンヅメホテル」は、絶対に残さねばなりません。どうかどうか!

山の上ホテルは、日本を代表するといってもよいクラシックホテルです。1937年(昭和12年)に完成した本館の建物は、アール・デコ調の内外装。かっこいい外観です。こんなにきちんとした、小さくても礼儀正しい雰囲気を醸し出しているホテル、なかなかないです。いや、ここにしかないと言っても過言ではない!
ホテルとしての開業は1954年(昭和29年)で、2019年末にリニューアルして営業を再開したばかりでした。それからたった5年でまた休館とは!
このホテルは作家のカンヅメホテルとしても知られています。ホテルにカンヅメで執筆に専念させられる、というわけで、よくこちらに「強制滞在」させられた作家には、川端康成、三島由紀夫、池波正太郎など数多くいます。
このホテル滞在中にたくさんの名作が書かれたことを思うと、はやり絶対に再開をしていただかねば。そしてこのアール・デコ調の本館の外観もそのままであってほしいのです。

そんな気持ちで見ていましたら、入り口が休館前最後のクリスマス仕様に。クリスマスも山の上ホテルだからクラシックな雰囲気です。
またここの次のクリスマスの景色を見られますように。

メリークリスマス



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 続・建物探訪な散歩 | トップ | 再読決定です »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

散歩」カテゴリの最新記事