畠中恵さんの『アイスクリン強し』を読みました。
かなりのお久しぶりで畠中さんの作品を手にしました。読書もちょっと休憩っぽい感じが欲しくて、カバーデザインから「これは軽くいけそうだ!」と思ったのでした。思った通りでした。
江戸から明治へ。文明開化の波はあらゆるものに変化をもたらした。元士族の若者たちが警察官になったり、元士族の若者が洋菓子店を開こうとしたり。江戸が東京となって20年ほど過ぎた、新しい時代にようやく慣れてきたころの銀座。洋菓子屋となった皆川真次郎と、元士族の「若様組」と呼ばれる警官たちのもとに、奇妙な手紙が届く。
この作品の読みどころは、真次郎が作る料理やお菓子。洋食や洋菓子がまだ全然馴染みのないときに、作るための道具も揃っていない状況から生み出されるのだから、読みながらすごく食べたくなってしました。何度コンビニに行くのを堪えたことか!
で、肝心のストーリーですが、手紙の謎解きがどうにもお手軽で、その間に起きる事件とかも軽くて、フワッフワの生クリームとか、口の中に入れた途端に溶ける砂糖菓子みたいな感じ。もう少し盛り上がる雰囲気があっても良かったんじゃないかな~、という感想です。それに、いろんなキャラクターが登場するもの賑やかで良いのだけど、それほど印象に残る人物がいない(キャラ設定も軽かったか?)のも残念ポイントでした。
でも今回の読書は、重いものを求めたわけじゃないので。それにしても荒い作品だったかな~。まあこれはこれでOKとしておきましょうか。
かなりのお久しぶりで畠中さんの作品を手にしました。読書もちょっと休憩っぽい感じが欲しくて、カバーデザインから「これは軽くいけそうだ!」と思ったのでした。思った通りでした。
江戸から明治へ。文明開化の波はあらゆるものに変化をもたらした。元士族の若者たちが警察官になったり、元士族の若者が洋菓子店を開こうとしたり。江戸が東京となって20年ほど過ぎた、新しい時代にようやく慣れてきたころの銀座。洋菓子屋となった皆川真次郎と、元士族の「若様組」と呼ばれる警官たちのもとに、奇妙な手紙が届く。
この作品の読みどころは、真次郎が作る料理やお菓子。洋食や洋菓子がまだ全然馴染みのないときに、作るための道具も揃っていない状況から生み出されるのだから、読みながらすごく食べたくなってしました。何度コンビニに行くのを堪えたことか!
で、肝心のストーリーですが、手紙の謎解きがどうにもお手軽で、その間に起きる事件とかも軽くて、フワッフワの生クリームとか、口の中に入れた途端に溶ける砂糖菓子みたいな感じ。もう少し盛り上がる雰囲気があっても良かったんじゃないかな~、という感想です。それに、いろんなキャラクターが登場するもの賑やかで良いのだけど、それほど印象に残る人物がいない(キャラ設定も軽かったか?)のも残念ポイントでした。
でも今回の読書は、重いものを求めたわけじゃないので。それにしても荒い作品だったかな~。まあこれはこれでOKとしておきましょうか。