6月14日に開通した副都心線の渋谷駅。ターミナル駅らしく、広々とした地下ホーム構内だが、上下線の線路と平行してホームの中央には大きな開口部があり2本の線路が埋まっている(写真)。そして明らかに他の駅と異なる看板デザイン。
そう、この駅は東急東横線の新渋谷駅でもあるのだ。しかし、東横線は未開通。先に開通した東京メトロ副都心線が発着する上下1本ずつの計2本しか必要ない。残るホーム下にある2本の線路は将来、東横線のターミナルとして機能するためのインフラであって今は不要であることを物語る。
これこそ、すべて隠すでなく、一部をチラ見せして将来4本の発着線となることを印象付ける“チラリズム的プロモーション”。狙いの的中加減は、こうした写真や話題が「ネタ」として流通した量に比例して現れよう。そして4本すべてが開通し、人々の記憶からこの暫定期間の状態が忘却された頃に、この写真はまた新たな証拠として価値を帯びてくるのである。
そう、この駅は東急東横線の新渋谷駅でもあるのだ。しかし、東横線は未開通。先に開通した東京メトロ副都心線が発着する上下1本ずつの計2本しか必要ない。残るホーム下にある2本の線路は将来、東横線のターミナルとして機能するためのインフラであって今は不要であることを物語る。
これこそ、すべて隠すでなく、一部をチラ見せして将来4本の発着線となることを印象付ける“チラリズム的プロモーション”。狙いの的中加減は、こうした写真や話題が「ネタ」として流通した量に比例して現れよう。そして4本すべてが開通し、人々の記憶からこの暫定期間の状態が忘却された頃に、この写真はまた新たな証拠として価値を帯びてくるのである。