77年生まれ♂の悩みドコロ

いいオヤジになりたいぞ

愛読とはこのことか

2009-11-25 | Weblog
先日、客先でマンガの話になった。

その時に、相手のドラゴンボールのアニメとマンガの違い攻撃を
迎撃するべく、私がその素晴らしさを延々と語り、物語の細部まで
相手の脳内に蘇らせてやったのが「寄生獣」だ。

このふとした会話から、私は大学卒業を期に捨て去った数多くの
マンガの最高峰、寄生獣を再び意識することができた。
この幸運については、四方八方に伏して感謝したひ。

連載当時、単行本を出るのを今か今かと待ち、芳林堂書店で
最新巻を小遣いで買い、裏口を浮き足立って出た日々。
部屋に閉じこもってそれこそ1ページ、1ページを名残り
惜しみながら読んだ濃縮な時間。

いま思うと、あれは人生の宝であった。
幼稚園の砂場でなにかを学んだ覚えはないが、寄生獣からは
多くのことを学んだ。

ちなみに、今回ケンイチとおかあさんのエピソードを思い出すと、
いつでもどこでもいますぐ泣けることも判明した。
お客さんの前で泣きそうになるのはやめましょう。

寄生獣を原書で読めるのは日本語を解することの幸運の
一部ではないだろうか、と言うくらいわけわからなくスキなので
読んでない人は、左手の甲にいますぐメモして、速やかに入手し、
大切にじっくり読んでください。

そして、私は、子供が中学生になったら、必ず読ませる。
私の親父がブッダや三国志を全巻、家に揃えてくれたように。