味スタ満員化計画

FC東京ービッグクラブへの道

東京イケイケ団の功罪①

2008年04月09日 | 味スタゴール裏考察
3年ぶり!の東京ダービーを前にして、
東京ゴール裏を短期集中で考察したいと思います。

東京ゴール裏、正のイメージ
「愉快で楽しいチャントと応援」
「義理人情に厚い」
東京ゴール裏、負のイメージ
「人数は多いが声が出ていない」
「いわゆる地蔵(立ったままで飛び跳ねない、声も出さない)率高し。

このまま現況でヨシ、とするのか?
それとも、味スタ満員宣言以後、変えていくべきなのか?
それを決めるのはフロントでもクラブでもなく
オレらサポーターだと思う。
シーズン前、監督は「小平で日本一の練習が出来なければ、
チームも日本一になれない」と言ったけれど、
サポーターが日本一にならなければ、チームも日本一になるべきではないと
大きな声で言いたい。

じゃあ、日本一のサポーターってなんだ?って話になるけれど、
その前に、東京ゴール裏の現状を、ちゃんと見てみたいと思う。


東京ゴール裏と、東京の応援をこれまで引っ張ってきたのは、
誰がなんと言おうと「東京イケイケ団」だ。
有名な話だが、彼らは「サポーター集団」ではないんだそーだ。
個々の独立したサポーターが、たまたま集まっただけ、
それが東京イケイケ団らしい。
たが、一般的に「植田朝日(敬称略)率いる東京イケイケ団」という
彼らにとっては不本意な見られ方をしているのは事実だし、
そう思われても仕方ない面も確かにある。
FC東京が一部に昇格して、味スタが出来て、
東京サポーターはいつのまにか大所帯になった。
低迷したはずの昨シーズンですら、リーグ3位の観客動員をマークしていて、
東京ガス時代を知らない多くの人たちにとっては、
東京の応援を引っ張ってきたのは東京イケイケ団である、
本人たちがどう思おうと、そういう認識が多く占めるのは、
これは「事実」以外のなんでもない。

東京サポーター正のイメージである「愉快で楽しい応援」、
これはイケイケ団に負うところが大きい。
今でもやってる「クソレフリー」コールだけでなく、
ストイコビッチの「ピクシー!アレッ!」コールにかぶせて
「ピクシー!怒れ!」コール、「アマラオ都知事」コールなどなど、
その場の空気に合わせて機知に富んだ、もしくはユニークな、
またはかなり失礼なコールが、声を合わせて飛ぶというのは、
これは東京ゴール裏の特徴だったし、楽しさでもあった。
それが面白くて東京サポーターになった人も少なくないと思う。
ただ闇雲に90分間応援しているのもいいけれど、
週末のサッカーを楽しいものに自分たちでしよう、
よそはどうだか知らないけど、ウチはそうするんだよ、
という姿勢が確かにあった。
海外の真似だけではつまらないし、日本の応援スタイルを作っていこうよ!
そういう気概を感じていたし、海外のスタイルを、
取り入れるべき点は取り入れよう、そういう姿勢も感じていた。
そもそも、YOU'LL NEVER WALK ALONEを歌いだしたのも、
彼ら東京イケイケ団だろう。

この10年、東京の応援スタイルを築き、牽引してきたのは
間違いなく彼らである。その点は「功」として認めなくてはいけない。
そして、日本代表選手がいるわけでもない、
やもすれば地味なチームになってしまいそうな東京を、
リーグ3位の観客動員するまでにしたのは、
彼らが特徴を作っていったからだ、とも思う。
そこは、彼らの功績と認識している。

だがしかし、なんである。

【つづく】

タカオ



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