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然したることも無いけれど

然したることも無いけれど

小椋佳の曲、その他について、考えたことを書いてみようと思いブログを作りました。

よじれた魂

2014-01-04 20:03:51 | 日記
http://www.youtube.com/watch?v=yJaicuH-cgo

よじれた魂

作詞 小椋佳 作曲・編曲 星勝

私を傷付けるのは至極簡単
心を斜めにしたまま優しい言葉を投げればいい
傷には慣れたけれども強くはなれない
わざわざ傷付くために心をさらしてまたでかける
満たされぬものを眠気が埋める時まで

しらけたと云えばそれで全て簡単
蔓延した不感症それさえ今では耐え切れない
空さわぎ莫迦さわぎお酒とタバコと
扁桃腺肥大症後悔ばかりのしゃべり過ぎか
石の冷たさで私を抱いて下さい

私を喜ばすのは至極簡単
人のいい嘘を一つこさえて目先に見せればいい
分かっていながらそっぽを向けない私を
別れたあとでしめたと得意な顔して笑いなさい
扁平な月を必死に支える今

私を傷付けるのは至極簡単
心を斜めにしたまま優しい言葉を投げればいい


「5・4・3・2・1・0」(1977.09.10)
に収録の曲

「5・4・3・2・1・0」は、宇宙旅行に
憧れた少年の心を、題材したアルバム・曲と
なっているようです(下は、その曲)。
http://www.youtube.com/watch?v=phlZC9Z3ouY

地球を、固定観念、既存のものとして、それ
には影響されない自分の夢を実現するため、
敢えてそれから離れようとする気持ちを、
詠ったものに思えます。

「よじれた魂」は、人間不信になった大人の
心を描いた曲のようで、アルバムの中では、
異質のものとなっています。

強くはなれないところが、かつて自分が思っ
ていた、人間らしい良き心に囲まれて人生を
歩みたいという気持ちから、離れなれない
ことを表していように感じました。

私がこの詞の中で印象的なのが、
「石の冷たさで私を抱いて下さい」
というところです。

心を暖めてくれる訳ではないが、全て(何が
全てかは判らないけど)を理解している人に
心を許したいという気持ちを表したのでは
ないでしょうか(出会えることはないが)。

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