中ノ源左エ門日記

陸奥国内、仙台藩領内を中心に眺めて歩き、花鳥風月に遊ぶ。
石造物、神社仏閣お墓、梵鐘鰐口絵馬大好き。

雨畑(アマハタ)硯匠庵を訪ねて

2013-12-16 20:12:43 | 日記
昨日は信州高遠。きょうは甲斐國。甲斐黄金村湯之奥金山博物館を見学して、産金関係資料のおさらい。資料を丁寧に見ていくことの大切さを実感。石臼の「リンズ」をシッカリ捉えておきたかった。
雨畑硯の産地早川町へは一日に数本しかないバスを使って。お空が狭く見える谷筋を上流に進みました。
バスの下車後は、迎えの車をお願いし、またもや深い谷を片方に直立の崖を、右に左にあれよあれよと晴れた師走の青空のもと15分位で到着です。
雨畑硯匠庵は、師走の静かな佇まいでした。
学ぶ事が多く有りましたが、伝統工芸継承の難しさを抱える現実を実感した12月16日でした。著名な産地ですが、現在雨畑硯を彫る人は一人でした。一生懸命作硯する姿に感動し、施設に展示の作品に伝統工芸品の良さを改めて実感しました。
雨畑(アマハタ)硯に関わらず、伝統工芸のどの分野も後継者の育成と技術の伝承は、大事な事柄なのですが、現実の壁は大きな課題が有ります。
これからの日本の文化そのものを問われているとも言えます。青く澄み渡った空のような明日が有ることを願わずにはおられない気持ちになった、雨畑硯産地訪問の一日でした。
また、機会をみて季節を変えて訪ねてみたい土地でも有ります。(雨畑を地元ではアンバタと呼ぶ人も有ります。)



高遠石工

2013-12-16 06:04:27 | 日記
12月15日念願の高遠歴史博物館を訪問。同館特別展「高遠石工~鑿に込めた想い~」を見学。担当学芸員さんから特別に展示解説をしていただき理解を深める事が出来ました。
何となく知っていたから、目の前にドカーン。此れからの調査研究に多くの示唆を得ることが出来ました。
また、現地の案内も申し出ていただき感謝です。
なんとなんと、一関市博物館と縁があったんです。企画展「時の太鼓展」開催の時、高遠藩の時の太鼓を借りたことがあったんです♪。展示室で見ることが出来ました。縁が本当に有るんですね♪
信州の蕎麦も食しました。『高遠蕎麦』も♪
学芸員さんの熱い思いを感じ、土地の歴史の深さを感じた高遠町の訪問となりました。
明日への仕事のエネルギーを充電中♪