中ノ源左エ門日記

陸奥国内、仙台藩領内を中心に眺めて歩き、花鳥風月に遊ぶ。
石造物、神社仏閣お墓、梵鐘鰐口絵馬大好き。

陸前高田市の事務封筒から

2013-10-12 04:58:35 | 日記
今しがた産金関係の本を置いてある本棚に手をかけたら、見覚えのある封筒が出てきた。
「陸高企号外平成21年3月31日付け、東磐史学会(一関市)畠山篤雄様 玉山金山遺跡活用推進協議会会長 上部修一 玉山金山遺跡活用推進事業報告書の贈呈について」との送付文書。そして、「玉山金山遺跡活用推進事業報告書」が入っていた。
この本が届いた二年後の平成23年3月11日東日本大震災により沿岸地域を中心に歴史に残る大きな被害を受けその復興に多くのエネルギーが使われている。
昨日11日は、震災から2年7カ月。月命日である。先の報告書に登場してくる人、掲載されている産金関係資料は無事だったのだろうか。陸前高田市立博物館は壊滅的被害であり犠牲者を出している。産金資料も被害を受けたと推測。
ページをめくっていると平成20年11月1日の金山サミットの日の事が走馬灯の様に脳裏を駆け巡っている。名刺交換した人達がいる。会場で会った人がいる。
友人の顔が浮かんできたS氏である。長く博物館学芸員として勤務。当時は教育委員会事務局に在籍。企画政策課の方々と一緒に金山サミットを動かしていた。2011.3.11の犠牲になった。返す返すも惜しい。あらためてご冥福を祈りたい。
間もなく金山サミットから5年を迎える。陸前高田市の事務封筒が僕に何を思い起こさせ、何をせよと話しているのか時計を少し逆回転しながら考えてみたい。