こんにちは。
今朝は雨がやんで、一気に蒸し暑い一日です。今週で梅雨明けでしょうか。
さて、いただいた「ふり返りシート」の文面はどれも深くて気づきの多いものばかりでした。セミナー時の演習で得られた体験の深さと連動しているのだろうとうと想像されます。まさにグループの方々の力ですね。
「聴いているつもりになっていたことが今回分かった」という参加者の発見はとても大きな成果です。「自分は、傾聴はできている」と思っている方は少なくありません。
「傾聴とは何か」を本気でじっくりと学び、実践練習を経てようやくその奥行きと深さが見えてきます。到達すべき目標がぼんやりと分かってきます。そして、今の自分の立ち位置が明らかになります。
安易に専門性に頼ろうとはせず、まずは話し手のそばに踏ん張って居続けられる自分であるのかどうかを点検してみる必要があります。ついつい問題解決志向や勇気づけ、元気づけ志向が顔を出してしまい、対話を終わらせようとしてしまいます。話し手と聴き手の協働作業がいつしか放棄されてしまい、聴き手側の一方的なシナリオを話し手に従わせようとしてしまいます。話し手自身もそのことに気づかず、「ありがとうございます」「話を聴いてもらって元気になりました」と謝辞を述べて終わります。後からモヤモヤとして、はっきりしない何かわからないものを残したまま「もういいかなぁ」と切り替えてお終いにしてしまいます。そうしたくり返しが癖になってしまい、問題はますます見えなくなって遠のいてしまいます。そうして同じ問題をぐるぐる回ることになります。
しっかりと立ち止まり、ONとOFFを意識しながらとことん光景を浮かべてみること。ことばで整理しようとはせず、分析せず、比較せず、とにかくことばではない「光景」を浮かべることに専念してみることが基本です。これまでとは全く違った感情が沸き上がってくるはずです。話し手も、聴き手もです。
練習回数が必要です。頭でわかっているだけではまったく実践で使えません。質の高い仲間とともにまた練習を続けていただけることを願います。とにかく「こんなに聴いてもらえるんだ」という体験が目を覚ましてくれるでしょう。
引き続き、この後もふり返りが届きましたらアップしていきます。楽しみにしていてください。
〈両コース参加〉
これまで何度か参加する中で、仕事はもちろん、プライベートでも傾聴を意識したかかわりを大切にしています。積み重ねる中で日常生活でも変化を感じ、相手軸に立てていない自分に気づきました。
21日(土)のベーシックスコースでは、イメージづくりの難しさを再認識しました。グループ演習で相手のお話しを聴いていてもなかなか情景が浮かんでこない、相手軸に立てていない、イメージが浮かばないなど雑念のようなものがあり集中しきれませんでした。これらが浮かぶことは相手軸に立てていないことを意味するのだと思います。とことん相手になりきってみることは練習が必要なことはもちろん、継続的に学んでいくこともが大切なのだと痛感しました。
アドバンスコースと連続して受けたことが良かったです。ベーシックスで見えた課題を即座に実践、修正しながら臨む意識がもてました。光景を浮かべて聴くというテーマに沿ってスイッチングについて重点的に学ぶ、演習することで段階的に身についていく感覚がありました。努力して映像を浮かべること、それを相手に伝えること(遮るわけではなく)、確認しながら深めていくことを意識して演習に臨めました。ベーシックスで浮かんできた雑念のようなものはなく、相手軸に立てる時間が少しは長くなったのかな、、、と振り返っています。
オンとオフの切り替えは受講者からの質問や解説を聞きながら自分の中に落とし込もうとしましたが難しかったです。特に、オフの意識がつかみきれませんでした。気づくとオフになっていることがあり、意識的にスイッチングを行うことを今後の課題にしていきたいと思います。ベクトルの方向を意識してクライアントが自問しながら深まっていくような対話を援助するための聴き方を身につけていきたいです。
2日間の演習を通して話し手の難しさも感じました。話し手が長い時間話し続けるのではなく、時々立ち止まりながら、伝え返しを受けて深めていくことは相互作用で成り立つ時間だと実感しました。今回のセミナーでの学び大切に今後も学び続けていきたいと思います。また、今後は、父親としての自分が家族の話をどう聴くのか、といった視点でも学びを深めていきたいと感じています。ふり返る中で家族と過ごす時間の大切さも考えました。浮かんできたことの一つに、過ごす時間ではなく質が大切だと感じました。この先、自分がやりたいことを実現していくためにも、日々の過ごし方や時間の質にも意識を向けていきたいです。
講師の先生、事務局の方、受講者の皆様、2日間本当にありがとうございました!
〈ベイシックスコース〉
今回の傾聴セミナーでは、話し手の方や聴き手の方の本音が語られ、それが重なることによってさらに気づきへと向かう過程を感じることが出来ました。
日常でどれだけ「安心して本音」を語れる場面が少ないか?実感していました。大切な話し合いでも、結局は「みんなが…」とか「○○さんもそう言っていた」など、聴いていて誰の話?と思える場面ばかりです。後になって、「あの時言ったのに…」と責任のなすりあいとも思える展開になっていきます。「この方は、安心して本音を語った経験が少ないのかな」と感じます。このことは語り手だけでなく、聴き手にも問題があると感じます。本音を語って頂くためには、語り手だけの気持ちを引き出す「聴き手の心の位置」が重要です。本講座の中で何度も言われていた「軸足」の事です。
自分の考えや、世間一般の常識などを理由に、自分の軸足を動かさないことが、相手の方に寄り添えない、どんなに話しても相手に近づけない原因の一つ、と感じています。この講座の中で、何度も相手に軸足を置く練習をします。何度も伝え返しをして、相手の心に寄り添っていきます。なかなかやりがいのある部分です。こうして、自分のココロに「自分自身で近付いていく」この経験が日常でも本音を語れる訓練になっていると実感しています。より良いコミュニケーションを築くための大切なエッセンスです。傾聴セミナーは何度受講しても、新たな気づきがあります。繰り返すことの重要性を感じています。これからも学び続けます。
先日は、第1回ベーシックコースに参加をさせていただきありがとうございました。
私は、昨年度のベーシックコースに初めて参加をさせていただき、今回が2回目となります。1回の時は、傾聴セミナーに何度も参加されている方が同じグループにいらっしゃったこともあり、その方にかなりリードしていただいたおかげで、しっかり傾聴してもらうことによって、自分の内面にある考えを言語化して整理するとはどういうことなのか、身をもって体験することができたとてもよい機会となりました。そして、今回は2回目ということで、1回目に私がしていただいた傾聴を自分も少しはできるかなと期待をふくらませながらスタートしました。
ご講義の中で、先生が何度も「とことん相手になりきってみてください」と言われていたので、今回は全身全霊で相手になりきろうと努力をしてみました。相手になりきることで、背景の色やイメージを浮かべることは、前回よりも随分できるようになった気がしました。と同時に、一回一回のセッションが終わるたびにどっと疲れが出ました。これは、1回目にはあまり感じなかった感覚だなと思います。それだけ、「とことん相手になりきる」ということに今回は真剣に向き合ったからかなと自分で分析しています。しかし、一方で、相手の背景の色やイメージを浮かべることに全力を出し切るあまりに、話し手の考えや思いをもっと引き出していくための質問を投げかけることが上手くできなくて、相手の思いを深堀りすることが非常に難しいなとも感じました。
しかし、これは、1,2回で身につくスキルではないということも2回の参加で非常に感じ、また次回参加することで新たな学びが得られ、少しずつスキルアップできるのではないかなと、期待もしております。
このような気づきや学びができたのも、ご講義、傾聴のデモンストレーションはもとより、その日だけではありますが、同じグループでともに時間を過ごしたメンバーの方々のおかげだと深く感謝をしております。本当にありがとうございました。
最後になりましたが、振り返りシートの提出が大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
〈アドバンスコース〉
アドバンスセミナー、ありがとうございました。
セミナー後、すぐにふり返りができなかったのを言い訳に、そこからも優先的にふり返りに着手できないまま日が過ぎてしまいました。遅くなりまして申し訳ございません。
今回のセミナーは、大きな業務が一つ終わった後の受講となりました。一つ肩の荷が下りた安堵感でアドバンスの日を迎えました。セミナーでは、「わたしの強み・わたしの課題」午後からは、「今の自分・これからの自分」をテーマに、自分の今の気持ちを語りました。ご一緒していただいた方には、一生懸命話を聴いていただきました。お二人から言っていただいた問いや伝え返しの言葉に、ハッと今の自分の気持ちに気付いたり、再確認したりする時間になりました。画面越しから伝わるその人の人となりを感じながら、こんなに真剣に聴いてもらえるんだと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。自分に必要だと感じるこのセミナーの魅力を、今回改めて実感できました。
セミナーから一週間が経ち、感じたことがあります。自身の立場が変わったことで、“見えない孤独”や“声に出しづらい葛藤”を感じている自分がいるということです。セミナーは、日常のルーティンにはない空間と時間です。自分の気持ちが少しだけ緩んで、ご一緒したお二人に聴いてもらえた、見てもらえた安心感を感じたのだと思います。立場上、自分の思いには蓋をして、自分の気持ちは横に置きながら、日々の業務に必死に頑張ってきた自分に気が付きました。自分の声を聞くことに、無意識に我慢していた自分にも気が付きました。
忙しさは変わらない日々ですが、自分の心の声を後回しにせず、自分に問いかけていきたいと思います。“今日の私はどんな気持ちを感じている?”と。自分にちゃんと感じていいよ、と許可を与えていけるように、一日の終わりに心の中でつぶやいていこうと思います。
今回は、全くの自分ごとのふり返りになってしまいました。けれども、このセミナーは深い学びをさせていただいていると感じています。これで完璧!なんてゴールが見えないからこそ、魅力があるのかもしれません笑。このセミナーに出会えてよかったなと心から思っております。先生、事務局の方、いつもありがとうございます。今後ともご指導、よろしくお願いいたします。