トコロンの妄想

珍しい、また寝付けない。３時前まで涼宮ハルヒの小説を読んでいたのだが…
せっかくだから、ちょっとしたショートストーリーを書こうと思う…



サングラスを付けてもう数日経つ。もうみんなも完全に慣れたことだろう。そしてミーハーな人がやたらと理由を気にしているところだろう。
いや、自分にとってどーでもいいような人には話さないつもりだ。聞かれたって適当にはぐらかすつもりだ。

講義を終えてとぼとぼ一人歩き、地下鉄の駅へと向かう。
大学内で彼女ができるわけでもなく特別親しい友達もあまりおらず、そんな人と帰りを共にするなんてことは数数えられるくらいだ。
案外この大学生活は『退屈』なものだったのかもしれない。ＲＯの世界やゲーセンで遊んでた方が必ず楽しいと思えるくらいだ。

またそんなんだからひねくれるんだろうね？

身近に他愛もない会話を直にできる人も数えるのに片手で事足りるんじゃないだろうか。


こんな大学生活での退屈はいつからだろうか…


あぁ…やっぱりＵ先輩がいなくなってからだ…


きっと実の兄貴が死んでもこんな空虚感にさいなまれるのかな。多分そうだよ。

Ｕ先輩は自分の人生の中で一番素に近い状態で会話できた唯一の人間だったと思う。
親と話す時でさえ何か気にして過ごしているんだ。いつだって人といる時は疲れるんだ。
そう、Ｕ先輩といる時はそんな気配りをせずにいられた。

最近、裏腹にもこんなことを思うようになった。
『美化しすぎじゃない？』

そうだね、否定はしないよ。多分今の自分は自分にとって都合のよいＵ先輩の幻影を糧に前向きに生きてるだと思う。
で、何か疲れたら脳内サーバーにいる幻のＵ先輩に会いに行くんだろね。
いいんじゃない、それくらい都合よく生きても？


そういえばＵ先輩もサングラスを付けてた時があったなぁ…まぁあれはお洒落なんだろうけど。
自分も何かひねくれて大学内では常時サングラス着用となっている。暗いせいか案外目が疲れるよ。

まぁそれも結局自分のためさ。
なんだろなぁ、大学のヤツらとは何か合わないんだよなぁ…中途半端に真面目なヤツばっかでロクにおふざけしてないとか。


単刀直入に言おう。みんなの生き方、自分にとってはつまらないんだ。


まぁ自分はなかなかの変人奇人の類なカテゴライズされるに違いない。
まぁなんだ、反りが合わないんだろうね。全くさ。
自分と反りが合うヤツ、ってーのは一体どんな人だろう。

…Ｕ先輩、次点ダイスケかな。


さて、自分は何を言おうとしたんだろう…たまに頭が可哀相になるとこんな独り言の延長線みたいなことをするらしい。
まぁそれも含めて日記系ブログなんだろね。

日々他愛もない会話をできる人を探しているんかな？
見つからなければ、思考パターン・トコロンと思考パターン・アルベルトとが勝手に独り言をして会話しだす。
いつの間にか身につけたスキルというべきか。一人でいると勝手に動き出す意識が勝手に話しだす。

そんなに暇を紛らわしたいのかな？


本当の自分って何だろう？


そう考えてるうちはまだ《トコロン》なんだろうね。グラサンをかけてるうちはきっと《トコロン》だよ。
日々日常をトコロンが動かしてるんだ。今の意識もきっとトコロンがそうしてるんかな。
いや、もしかしたら何かと半々かもね。よくわからんよ。

まぁ最近は自分ってなんだろ、とか人格会話的なことをずっとしてるよ。

たまには癒しだの他愛もない事象にあやかりたいものだ…はぁ疲れる…