大阪からの客人と共に道東トリップに行った初日、「東斜里岳」の固い尾根を爆風の中進み、撤退を決め滑降のセットアップの時に、気づいたビィンディングのストラップの破損・・・
「あり得ないわ~!」
と叫ぶものの、どうなるものでもない・・・おそらくモードチェンジまでは辛うじて付いていたのだろう。それがビィンディングを外した時点で脱落したようだ。
苦肉の策で、ストラップを折り曲げ先端を板に持たせて辛うじて固定して、おっかなびっくり静かに滑り降りた。
だが、ツアーモードで板を割った時には為すすべがなかった。潔くトゥーは固定せず、アンクルストラップで登り返し、樹林帯のトレースを自動運転で帰った。
まさかこんなところが?という破損だったのだが、これがやっと登った急斜で最高のパウダーだったらどうだったろうか? 思い切り行けず、いつ外れるかもしれない状態では滑った気もしないだろう・・・
まあ今回は途中撤退で、斜度も距離もあまりない場所だったので、不幸中の幸いだったような気がする。遅れながらも無事には帰ってこれたのだから・・・
問題はそれからだった・・・あと2日彼らと滑る予定なのだが、修理できなければ、スノーシューでソリッド背負ってということになる・・・
彼らと別れて大急ぎで帰って士幌のホームセンターで何か代用品で修理できないか?探しまくった。ホーマックの小さい版ニコットでだ・・・1時間探しまくってやっと代用品になりそうなものを見つけた。コンクリートに打ち込むエビプラグというもので、この径の物はこれしかなかった。
引っ越しと共に自分の工具を会社の土場においてあるために、土場の倉庫の中で加工した。自宅から1~2分・・・
なんとか事なきことを得た。次の日からもなんとかなりそうだ。すっかりいい時間になってしまった。
HITCHHIKERに限らず、SPARK R&D TESRA・ T1も同じベースなので注意してください。
これから破損した場所を紹介します
トゥストラップは可動式になっていて、自由に動き、足を固定する時に半円に切り抜かれた場所で止まりラチェットで締めるという構造。
でっ、今回破損したのはここ
ストラップの中を通る径よりストラップの外の径が多きいため抜けずに固定され、半円の切り欠きにぴったしはまるという構造。
ストラップの径は8㎜弱(もしかしたらインチサイズかもしれないが)、これと同じものは作れない・・・8㎜の棒状も物を見つけ出しストラップの穴に通すと、きつめで動かない。とりあえずはこれで固定されるが、緩んでまた抜けてしまうかもしれない。少しぐらいなら抜けないように外側を少し長めにカット。
この状態で、「藻琴山」「三国峠」を滑ったが異常はなかった。100%安心ではないが、モードチェンジの際に確認して、慎重にストラップを締めれば問題はなさそうだ。もちろん修理に使ったものを常時持っている。万が一にために、結束線という鉄筋縛りに使う細い針金のようなものも持ち歩いている。
このような状態になった人や、もしこれからトラブルに遭ってしまうかもしれない人のために・・・
それでは
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