東西南北  ノラの散歩道

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MyderaNewOrleans   ア ビアント  (宝塚星組 公演)初日!

2009-03-28 22:57:45 | 宝塚

               安蘭けい 「サヨナラ公演」

        トウコさんの初日の挨拶で

   「初日の幕が開いた喜びより寂しさの方が多く心を占めている」

     これでトウコさんの宝塚での舞台が終わるなんて・・

         客席の あちらこちらで 

        

    今回で卒業する 生徒さんは10名 宝塚の宿命とは言え

    まだこれからが楽しみな 紫蘭・和・麻尋・一輝 

     やっぱり「ご卒業おめでとう!」と云うべきかな?

                 くみこさん! 後 宜しくお願いします
        このブログを通してくみこさんの「劇評」
       待ってる 人がイッパイ いますから・・

 

                 「Hy dear NewOrleans

            作・演出  植田 恵子

           作曲・編曲  甲斐 正人

      

         「ア ビヤント」 (またね!)

            作・演出  藤井 大介

       作曲・編曲 青木 朝子   手島 恭子

   次期 トップの 柚希 礼音  踊れる・歌える・芝居が巧い

        充分 トウコさんの 後を継げます 

             宝塚は不滅です 


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4 コメント

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一般ファンには・・・? (くみこ)
2009-04-01 00:12:12
駄作…ではないが良作とも言い難く
東上に当たり、簡単に修正が出来る箇所もそのままで、景子先生に耳に届いていないのか、彼女が頑ななのか

大きな疑問点2つ。
当時のアメリカにおける人種差別の描き方が足りない。(個人的には宝塚でその手の題材は避けて欲しいが)
幼い頃、主人公のルルが実の父親により白人に売られたり、黒人で身重な妻が病気になり、医者を脅してまで、看てもらおうとした夫が射殺されるなどエピソードが盛り込まれ、生徒さんは涙を流しての熱演だし、台詞でも沢山語られるが、芝居でのインパクトは弱い。
キング牧師登場より30年近く前なのだから、理不尽な黒人差別や殺人さえもあんなもんではなかったはず。
その為、
トウコ演じるジョイの、虐げられたことによる憤り・怒り、哀しみ、音楽(NY)へ人生を懸け成功の原動力となるハングリー精神が、
又、ルルが美貌を武器…というより、それしか生きる術がなく白人の有力者の愛人となり母や弟まで世話になる。その為に心まで閉じてしまった背景などが、生徒さんの熱演だけに頼り、脚本では助けられていない。
トウコさんごめんなさい 貴方の歌詞『テンキューゴー』って何?、…と、ずっと判らず、やっと『thank you god』だと判明
耳が悪いのか発音が良過ぎるのか

もう1つは、ルル(あすか)がジョイ(トウコ)を愛する気持ちの出し方が甘い。
ストレートに愛を告げるジョイに対し(何故そんなに好きになったかも描かれておらず疑問だが)、様々な葛藤や事情がからみあい、素直には出せず、気持ちが変化していくルルは難しいと思うが、これもルルの心の深さを強く見せてこそジョイの切なさが生きてくるのだから、何とか表現して頂けたらと…
例えば、薬に手を出した後、釈放されたレニーに対し「お前しかいない」と言いつつも、奥底ではジョイを求めている芝居をすれば良いのに? とか・・・
競馬に行くと言い別れた後「どうにかなってしまいそう」と言いながらも、もう少しくずおれる等の芝居をしてもいいし、花道への去り方などもシャキっとし過ぎでは?・・と個人的には思います。
加えて歌がNG(音程が常に♭している)なのに、何故、彼女の歌が絶賛されるか判らないのですが・・・
肺病のルルよ… 空気伝染で移る病気くらいは判っている時代なのだから、あんなにジョイにキスしたら確実に移るだろぅ

“私が守ってあげないと!”と姉のルルが思い、“姉ちゃん!僕だけを見て!”という深層心理から、わざとワルサをする弟レニーにレオン君。
互いに精神的依存状態にあり、下手をすればシスコンを通りこしてプラトニックな近親相姦関係とも誤解される状態なので、レオン君は芝居にひと頑張り欲しい所。
しかしレオン君は芝居も歌も上手くなりました
立派なトップになることでしょう

随所に主演2人以外の退団者の場面や台詞がある
因みにカズ君は『僕もここを出て軍隊に入り、こんな僕だって立派にアメリカ国民として役に立つことを示したい』そうな
だったら景子先生~10年後のカズ君には軍服でも着せて出世したトコ見せてよ~

出会いから10年経ち再会し愛し合い、別れて、更に10年経ち成功して故郷に錦を飾るのだが、時の経過も不明瞭で、生徒も取り立てて老けてもいず、少年のレンタが青年の真風になり『大きくなったなぁ』とトウコが目一杯手を伸ばし頭を叩く下りはご愛嬌
曲もNGで、ラグタイム風・ゴスペル風・ジャズ風を意識してるとは思うが全部中途半端
ゴスペル風の大ナンバーでは、トウコを始め皆さん頑張ってはいらっしゃいますが、魂を揺動かす感じではなく、綺麗に歌い過ぎでNG
トウコも熱唱の数々だが記憶に残るメロディーラインがありません
トウコのラストステージなだけに、ファンのすすり泣きが聞こえるかと思えば、セットも貧相だし暗めの芝居ゆえ船を漕ぐ人もいて

ア ビヤント
こちらは一般ファンでも楽しめる作品だと思います
安蘭けいサヨナラ仕様、歌詞や退団者とのからみで、これでもかぁ~って位に泣かせてくれますし、真風(大プッシュ)クラスの下級生まで歌や銀橋渡りがあるなど見せ場があり、一般ファンが喜びそうな構成・演出で大介先生、good job
曲も振付もスタンダードだから奇をてらわず、実力あるトウコ中心の公演ゆえ、かえって
レオン君も色んな種類のダンスをバリバリ踊りますのでお楽しみに
トウコとのホモっぽいダンスでは“後を頼むよ!”の肩ポンとハグがあります
敢えて言うならば、バレリーノ レオン君が鏡の精(男役のみ)に翻弄され引き込まれる…みたいな景で、ダンス自体は素晴らしいが妖しさがない テクニックで踊りまくるだけではなく“妖しの雰囲気”を漂わせることが男役の色気なのだから
この景に彩海さんが2番手でレオン君をたぶらかすのですが、クセがあり過ぎ、こういう振付では鶴美さんのダンスが断然光ります
そしてハイライトはカゲソロの水輝さん すんばらしい 必見ならぬ必聴
カズ君はねねちゃんとひと場面頂いています
タカちゃんの“ショーストッパー”の黒白基調でストライプのお衣装を全員が来ています。…で、良くあるパターンの、へたっぴいのダンサーがスターを夢見て、ちょっと歌い下手なダンスを怒られ、場面が変わり、センターで華やかに踊っている自分の姿を想像~って感じです

この作品でも老害が
退めるからかエレナさんが何故か白鬘とヒラヒラ衣装の妖精でかなりチョロチョロするし、プロローグやカンカン他ではモモサリが何とカズ君と組むし ねねちゃんの倍位の顔してます
とにかく上級生は出てもいいからセンター付近には来ないで欲しい  踊れる可愛い子ちゃんが沢山いるのだから
トウコにあまり触れませんでしたが、勿論、どの場面も素晴らしく、フィナーレでは黒エンビや熱唱など見せ場が沢山ありますので、是非お楽しみに
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お待ちかね??? (くみこ)
2009-04-01 01:46:27
どなたも待ってませんよね
突っ込みどころです

1:
「このねっとりとした蒸し暑さ・・」の夏に、ジョイは何故コートを着ているのでしょうか?
ラストシーンをtopの退団公演らしく仕上げる為でしょうけれど
因みに、ジョイはいつも素敵なスーツをお召しになり、ちっとも貧しさなど感じさせていませんが

2:
「メイが・・ 赤ちゃんが・・・」
出産を知らせる琴さんの台詞です。
助詞が変なのです
皆さん、よ~くお聞きになってみて下さい

3:
ゲイブJr.のお母さんはいずこ・・・
射殺されたゲイブ(夢乃)の息子が紹介されますが、メイ(マリモちゃん)の姿がありません。お産の際、亡くなったのかと想像していますが、それに関する説明台詞をどなたかに言わせてもいいのでは?と思います。

4:
カソリックとプロテスタント
ミッション・スクールだった友人の指摘です
牧師と神父、シスター、聖歌隊、ゴスペルなど、どっちがどっちだか正確に覚えていないのですが、とにかくゴチャ混ぜだそうです

5:
スピードで売れた?
サンフランシスコに移って直ぐ亡くなったルル。
そのルルがレコードで聞いていたということは
NYに行ったジョイは、そんなに直ぐに売れっ子となりレコードを出せたのでしょうか?

6:
にしきさん
子ルルを買春した男性、ゲイブ射殺の原因となる医者、チャリティコンサートでセンターでニコニコ笑っている男性 は同一人物ではありませんよね?
もう少し学年なりの芝居や居方をして頂けたらと・・・
真っ白な地色は黒人やクレオールとの対比で仕方がないのでしょうが、あのピンクの口紅は

7:
ジョイと煙草
ルルの家を探し出す景でジョイは煙草をくわえます。
で、火を付けることなく、娼婦とひとからみ。レッドヘッド・ウィルと会話の際は、その煙草をポケットにしまいます。
演出上、くわえ煙草の安蘭サマの姿を見せたかったのか、ジョイはいつもの癖で煙草をくわえたものの、ルルのことで頭が一杯で火を付けずにいたのか、は判りませんが・・・
因みに、レオン君は煙草を投げ捨て、その煙草は暫く舞台上に止まった後、盆が回るのと一緒に退場します
観劇の際、眠くなったら、こんな煙草の行方も追ってみて下さい
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そうかぁ・・・ (ノラ)
2009-04-01 20:30:24
くみこさん!
 コメント有り難うございます
 実は・・このブログは 端からくみこさんの
 コメントを当てにしてます
 初日1回の観劇では 筋を
 追うのが精一杯
 お蔭様で予習」が出来ました

 歌集力のあるトウコなのに確かに心に残る歌が
 有りません 曲のせいだったのね!

 弟レニーのレオン君が最後の場面でジョイ・トウコに
 お姉ちゃんのレードを渡す時の顔 
 あの芝居の巧さは ただ者では無い
 次期トップ楽しみ~と思ってしまいました


 ア ビアント
 ご指摘通り 鏡の場面 妖しさがないです・・
 良い場面なのに・・
 私としては 終始「サヨナラ公演」みたいな
 作りは どうかと思いました
 
 黒燕尾  レオン君は もとより にしきさん!
 「男役10年」と云われますが
 流石 形が綺麗です

 次回 観劇は 中日過ぎなので 
 予習出来た分 楽しみ・・

    有り難う
返信する
新公感想 (くみこ)
2009-04-09 23:18:59
劇団猛pushの真風主演の新公感想です ムラは見ていませんので成長比較は出来ませんが・・
全体的には、駄作の上にトウコの芝居と歌の力をもって、あそこまで引き上げている作品なので、それを研4の真風を中心とする新公メンバーではかなり難しく、私は2階で観たのですが、終わった後の拍手もまばらで、“カーテンコールやるの?”って感じで、良い出来の時に“よくやったぁ~~~ 頑張ったね~~~”の鳴り止まない拍手はありませんでした
但し、所々変更のあった演出は新公のほうが良かった
一例では「メイの赤ちゃんが」とハッキリ“の”を言っていたので“これは狙ったな~”と感じた程でした

ジョイ真風(安蘭):
研4なので研4の芝居でした
長身・小顔・足長と容姿が良いし、初舞台当初、ミズやオサに似ていると騒がれていましたが、現在は声質といい化粧した感じはミズですね(歌がな所も)
華・・とまではいかないが、確かに本公演でも目立つので、順調に成長して下さればtop間違いないと思います
良かった所は、バンド・メンバーだけでなくNew Orleansのみんなと“仲間”であった所でしょうか?
トウコの場合、存在が既に別格です。歌唱力といい精神力といい、既にスター然としています。だから、“君なら出来る”と言われるまでもなく、危なっかしい所は全くなく成功が約束されていました。
その点、真風は弱々しく、観客も、大丈夫だろうか となり、でも、ルルとの痛手を乗り越え精神的にも成長し、且つ、すっごい自信家でやり手のジョーダン(天寿)のプロデュースによって成功したんだなぁ~ と
とにもかくにも、真風さんはこれからですね

ルル蒼乃(遠野):
とても良かった
タッパがあるから衣裳が似合い、登場後のdanceなど違う振りかと思えるほど、踊りが巧く身体の線も美しかった
あすかのルルはジョイといる時でさえ演技をしているが、マリモちゃんはジョイとの時だけ、本当の自分を垣間見せる。
それによって、ジョイへの愛が段々と深まっている過程が伝わって来た
例えば「俺とルルの間を邪魔するな」の場面で、「貴方なんか愛していない」という台詞にしても、ムッシュ・アンダーソンのいるこんな場でゴタゴタを起こしたら、ジョイの身が危険になる! 早く立ち去って! という、心ない愛想づかしであることが、ジョイへ訴えるような目の芝居と、ムッシュの気をそらそうとするその後の芝居などで判る
レニーに対しての「貴方がいてくれればいい」も、本当は“ジョイの側にいたい、いて欲しい”という秘めた心が感じられる芝居でした
大人の女性の心の機微を演じることが出来る貴重な娘役さんになるでしょう~

目に止まった生徒さんを・・
ネティ稀鳥まりや(夢咲):
この役は“カルメン”でいうとミカエラ役だと思うのですが、ねねちゃんだと台詞の強さがそのまま出てしまい、優しさや健気さが薄い
その優しさの部分をモナコは巧く出していたので、あのネティならジョイは恋仲であったと頷けるし、ああまで健気に迫られたらジョイの心も動くかな?と感じました
実際、思いっきりつれないトウコジョイと違って、真風はすまなそうにしていましたし
アルバート・ジョーダン天寿光希(涼):
この生徒さんは芝居や間が巧い 声が良い 歌が巧い ・・・だが、惜しいことにスタイル(頭身)が悪いので、真ん中向きの生徒さんではなく、将来は脇で貴重な存在となること間違いないのですが、ご本人がtopを目指しているのならベクトル違いで難しいかも
但し、芝居にクセがあることも確かで、観る人により好き嫌いはあるかもしれませんね・・・
今回も“私が見つけ出しスターにしたジョイ”“私の目に狂いはなかった”と自信満々な役創りで、でしたから
ムッシュ・アンダーソン十碧れいや(立樹):
研3みたいです
本役とそっくりで、学年が下がった分、すっごいへ○でした
ああいう役は、押さえた芝居で動かない分、巧い子じゃないと無理でしょうに 役を付けるほうが可愛そう
メイ音波みのり(蒼乃):
本公演では「音楽が恋人、嫉妬しちゃうなぁ~」のジョイの妹役ポリーン。
“ハレルヤ・ゴーゴー”でカズ君の妹役をした時も感じたのですが、とても自然な芝居をする方ですね 声質も良いし
メイ役も派手さはなく、所帯ヤツレみたいな感じまで出ていました
マーティン夏樹れい(麻尋):
バンドメンバーの一人ですが本役と大きく変えて、丸い黒縁のメガネをかけトボケ・キャラで創っていたのが面白かった
スティーヴン牧師千寿はる(汝鳥):
最初、杖をついて出てきました。お~ 時の経過を表すのに、そう来たか と褒めようと思ったが、10年前の登場でも杖をついてきた。 Oh my god
Mrs.ウィルソン(医者の妻)若夏あやめ(毬乃ゆい):
人質にとられて、確か本役は「やめてぇ~」と言っていたと思い、いつもへ○だなぁ~とゲンナリしていたのですが、新公では「あなた~」になり、ちゃんと巧かった
ステラ(娼婦)珠華ゆふ(涼乃かつき):
「金の切れ目が縁の切れ目」というレニーに向かって「ひどい男」
本役は、娼婦なのに何故マジで傷付いたようにレニーのことをなじるのか不思議でしたが、新公では余裕で「ひどい男」とからかっていたので、普通、こっちの芝居よねぇ~?と・・・
景子先生の細かい演出が足りないのか、生徒さんの感性の違いなのか、こんな一言台詞でも、作品を生かすのだから生徒さん 頑張って


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