花鳥渓谷・風に揺れるバラの写真

オールドローズが美しい所。
花鳥渓谷に出会えて、幸せでした。
作られた木村所長さんに、感謝。
思い出の写真の時間

木村さんを忍んで

2011-07-04 | 原種
3月12日木村さんが亡くなられた事と葬儀の日程を、
すみごんさんに知らせて戴き、
お陰で青森で行われた葬儀に参列することが出来ました。

どうしても花鳥で木村さんにお別れがしたくて、
お兄様にお願いして、7月1日に花鳥に入る許可を戴きました。

昨年木村さんとお約束をしていた方々と一緒に、
花鳥の中で木村さんを忍ぶ時間を持てました。

この時間を持てたのも葬儀でお兄様にお会いすることが出来たお陰です。

すみごんさんの撮られる写真が好きで、
花鳥を撮って貰いたかった。
そんな私の我が儘な気持ちで昨年無理にお誘いし、
その事が無ければこの時間が無かったのかと・・・・・
縁って不思議ですね。

昨年は木村さんの笑顔をたくさん見ることが出来ました。
私が案内した方々が素敵な人たちなので、
木村さんも本当に楽しそうで、
これから毎年みんなに囲まれる木村さんを想像していたのに・・・・・・

初めて2泊も家を留守にするので、
実生苗の鉢の移動で足が肉離れの状態で、
歩くと足が痛んだので色々歩くことが出来なかったのですが、
木村さんがお手入れをした最後のバラを見ることが出来ました。



朝5時、今日はモヤが強そうです。


ヒマラヤン ムスクは冬囲い無しです。
木のポールは枝が雪で折れないように役立っていたことに、
初めて気が付きました。


キット毒キノコ


ラクサかな?
足が痛むので直ぐに一休みしてしまう。
長い時間この花を見ていました。
花鳥でゆっくり時間を過ごすのは初めてです。


会いたかったニホンカモシカに会えました。

新芽を食べるので木村さんはカモシカが来ると追い払うのに、
私には楽しそうにカモシカが居るよ~~~と教えてくれる。
動物が大好きだったので、
困ったなと思いながら可愛がっている気持ちが伝わります。

昨年の写真を確認したら、
角は折れていませんでした・・・・
心配ケンカで無ければ良いのだけど。


カーディナル ドゥ リシュリュー


野バラ

初めて花鳥に来たときに感動したのがバラの枝先、
自由に伸びた枝が風に揺れる・・・・
こんな風にバラを育てたいと思いました。


ミクルゴサ

初めて見る冬囲いです。
樹高が高いバラはこんな風に守ってあげていたんだな~~
何を見ても横で木村さんがそれを作っている姿を思い浮かべてしまう。


ロサ ダヴィデ

シュートが元気に伸びていました、ホッ。


野付ルゴサが好きなのを知っていてくれて、


花鳥に着くと今日咲き始めたよ~~~


と教えてくれたなと木村さんを思い浮かべる。


今回はダヴィデが次々咲いてくれた。


毎日朝の花鳥を散歩していた木村さんに、
朝のバラが素敵なことを教えて貰った。


こんなにダヴィデが綺麗なのは初めてです。


1泊2日では一重のバラのタイミングが合わない事が多かったです。


これからドンドン咲きそう~~


友人にこのバラが好きなの~~~


そう話したら分かる~~と言って貰えて嬉しかった。


同じバラが好きだとそれだけでグ~~~と親しい気持ちに成ってしまう。
だから花鳥が好きな人に会えると嬉しい。

小さなバラまで雪から守る為の仕事がされていました。
この状態から私が見ていた状態にするのは、
どんなに大変だったかと木村さんのお手入れの大変さを感じました。

口癖がなんの手入れもしていないのよ。
これだけの仕事をしていて、
その言葉を言う木村さんはやっぱり素敵な方です。

木村さんが手入れをした最後のバラに会えて、
胸が詰まります。

色んな情報を知らせて下さった方、
車を運転して下さった方、
多くの方の好意で出来た3日間でした。
それぞれの方に感謝します。
ありがとうございました。