じゅなの独り言

織田裕二君のドラマ(特に公僕物)が大好物な一地方公務員です。日頃考えていることをつらつらと綴っています。

世界の発電所事情から学ぶ

2011-07-03 18:24:04 | 原発
アメリカの肝いりでマルコス政権時代に建設された原子力発電所。
着工時の見積もり費用6億ドルが、完成時には23億ドルにも膨張していたという
この発電所は、しかし一度も稼働しないまま、現在では観光施設になっているという
新聞報道を読みました。

この「バターン原子力発電所」は戒厳令下で建設されましたが、
マルコス政権が打倒されたあとを引き継いだコラソン・アキノ大統領の下、
運転開始にストップをかけ、結局一度も使われることはなかったそうです。
この1984年にチェルノブイリ事故が起こったことも、
運転中止の追い風にはなったでしょうが、
それ以前にフィリピン国民の中に命がけで反対した方々が居らしたからこそ
勝ち取れた結果でもあることでしょう。
(今でも行方不明のままの活動家がいらっしゃるそうですから)

今年になってまた再稼働させようという動きがあったそうですが、
「フクシマ」の事故によりまた頓挫。
ここもそばに活断層があるのだそうで、
再稼働の動きが阻止されたことは本当に良かったと思います。
というか・・・

他の国がどんどん見直したりエネルギー政策を見直したりしてるのに
当事国がなぜ・・・
佐賀県知事の頭の中はいったいどうなってるんでしょうか?