辻一憲 ブログ

辻一憲の活動ブログ

県ピコ水力実証事業のモデル地区に福井市中手町が選定

2012-07-13 14:50:31 | 自然エネルギー


 中山間地域の豊富な水資源を活用して地域の活性化につなげようと、福井県は、出力1kw未満の小水力発電「ピコ水力」実証事業に取り組む。そのモデル地区に県内4地域を選んだ。そのうちの一つが、福井市中手町で、NPO法人自然体験共学センターの活動拠点である旧上味見小学校がある地区だ。地元住民、福井工業大学、そして当センターが連携し、伊自良温泉、旧上味見小学校周辺、30w~500wの発電機を設置して、外灯に使用する計画だ。キャンプなどに参加する子ども達向けに環境教育も行いたい。(写真は、7月12日 福井新聞)

左官屋さんの出番 ~土と藁と砂を混ぜて

2012-07-03 20:01:27 | ひこだゆうプロジェクト


 ひこだゆうの改修作業、今日は左官屋さんの出番。左官とは、建物の壁や床、土塀などを、こてを使って塗り仕上げる職種のこと。

 板の壁を外して見えてきた土壁、少し崩れている部分もあったり、電気のコンセントを外したり移動して崩れた部分もあり、土を塗る作業が必要になった。



 ひこだゆうのもとものと土壁は、荒壁といって、土と藁を混ぜて作ったもの。
今日左官屋さんが作ったのは、土と藁と、そして砂を混ぜて攪拌したものだ、これだと固まりやすい。もともとの土壁にボンドを塗って固定し、その上にコテで今日作った土を塗っていく。中塗りという作業で、1回塗って、乾かして、もう1回塗った。小気味よくスイスイと塗っていく。手馴れたその技術に関心した。



 その左官屋さん、作業がひと段落した頃、曲がりくねった松を組み合わせたあじろ組みをみて、昔の大工はどうやってこういうのを持ち上げて組み合わせたんだろうと関心していた。二人であじろ組みを見上げながらしばらく話をした。で、結論としては、昔の大工の知恵と技術っていうのは凄い!


ひこだゆう 改修 第二弾 

2012-07-03 18:53:15 | ひこだゆうプロジェクト
 

 連休に天井を抜いて2ヶ月弱が経過しました。第二弾で、1Fの土壁に貼り付けた板を外して手を入れる作業に入りました。
 板を外してみると、土壁が現れました。鴨居、あじろ組を支えている梁なども見えてきました。下から上まで、この家は木と土で出来ていること、100年以上もの歳月が経ってもまだ十分に家として機能していることをあらためて実感しました。日本の伝統的な家作りの技術と文化は凄いと感激しました。