ひこだゆうの改修作業、今日は左官屋さんの出番。左官とは、建物の壁や床、土塀などを、こてを使って塗り仕上げる職種のこと。
板の壁を外して見えてきた土壁、少し崩れている部分もあったり、電気のコンセントを外したり移動して崩れた部分もあり、土を塗る作業が必要になった。
ひこだゆうのもとものと土壁は、荒壁といって、土と藁を混ぜて作ったもの。
今日左官屋さんが作ったのは、土と藁と、そして砂を混ぜて攪拌したものだ、これだと固まりやすい。もともとの土壁にボンドを塗って固定し、その上にコテで今日作った土を塗っていく。中塗りという作業で、1回塗って、乾かして、もう1回塗った。小気味よくスイスイと塗っていく。手馴れたその技術に関心した。
その左官屋さん、作業がひと段落した頃、曲がりくねった松を組み合わせたあじろ組みをみて、昔の大工はどうやってこういうのを持ち上げて組み合わせたんだろうと関心していた。二人であじろ組みを見上げながらしばらく話をした。で、結論としては、昔の大工の知恵と技術っていうのは凄い!