ゴジラマラソンその2

2020年05月13日 | 怪獣
地球最大の決戦は2つの別々の映画をくっつけたような内容で、
何でこんなシナリオになったんだろう。

着ぐるみ怪獣特撮の技術はここがピーク。
怪獣に愛嬌が出てきたけど、まだ振り切れてない感じがする。



怪獣大戦争で怪獣に全く重さが無くなってこのノリがしばらく続き、
このいい加減さが本当の日本の怪獣イメージだと思う。

怪獣映画の定番イメージになったビル破壊って、意外と少ないんだけど
この映画ではそれがたっぷりある。

ただ、ここから段々、特撮も着ぐるみも作りが雑になってく。



何の職業でもない民間人が主人公の南海の大決闘で
ゴジラの顔が本格的に崩れてきた。

登場人物たちが、眠ってるゴジラを目覚めさせて
自分たちを敵から守ってもらうこのシナリオは結構好き。

黒塗りのインファント島民が出るのはこれで最後。



ゴジラの息子は、この作品でしか見られない場面で作られてる。

後にこのシリーズが、過去作へのオマージュや原点回帰
ばかりになってしまったことを考えれば特異性がある。

巨大怪獣が人間を直接攻撃してくるのが良い。

ミニラの造形はファイナルウォーズの可愛いバージョンよりも
オリジナルの方が馴染みがある。



怪獣総進撃は、ワラワラ出てくる怪獣よりも
ヒロインのピアスを引きちぎる場面が強烈な印象を残す。

後はとにかく、アンギラスが頑張る映画。

ギドラの首をしつこく踏みつけるのはKOMでも見たかったなぁ。

猿の惑星と同じ年の映画と考えると、だいぶ古く感じる。



オール怪獣大進撃はワースト中のワーストみたいな扱いを
受けやすいけど、あんまり悪い映画だと思わない。

俳優の演技も撮影も丁寧だから。

もはや特撮じゃなくなった怪獣バトルで、
息子に敵を倒させようとしていたゴジラが激怒して
ガバラをタコ殴りにするのが良い。



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