てれびっこ

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ただ食うだけ

2016-10-08 11:23:41 | 日記
その昔、ジャックナイフといわれた少年は
今現在、多くのレギュラー番組に出演し、
「起きたら笑ってる時がある」というほど
リア充(苦笑)な生活を送っている。

この間のアメトーークはゾンビ芸人でありました。
関西では1時間ほど遅い放送なので、
午前1時、半分のところでおねむになってしまい
途中までしか見ることができませんでしたが、
わざわざネットで残りを見ることはありません。

私もいくつかのゾンビドラマを見たことはある。
「ウォーキング・デッド」から「大江戸リビングデッド」に
「釜山行き」まで。
までというても、始まりも終わりもどこからなのかはわからんけど。

ゾンビモノの基本はかまれたら自分もゾンビになるというのと
なってしまえばなんも考えなくなること。
当然例外もあるけど。
釜山行きのゾンビは動きが速かったなあ。
妊婦には追いつけなかったけど、あれは妊婦(たぶん臨月)の脚が
早すぎるんやろなあ。
前回のゾンビ芸人の時、劇団ひとりが「人間ドラマがあるんですよ」
アホ確定ですね。なんやねん、人間ドラマって?
人間以外のドラマがどこにあるというんでしょ?
どんなドラマであっても人間か擬人化された生き物のお話に決まってる。
たとえ動物しか出てこなくても、思考回路は人間のものだ。
当たり前です、考えてるのが人間で、見るのが人間だものみつを。
そもそも動物はモノを考えてるはずもない。
ドキュメンタリーにしても、ドラマとして作っている。

なんも考えず、ただただ食うためだけに動くゾンビ。
それこそ動物が襲うたぐいのと同じです。
あんまり動きが早いとすぐやられるから、動きは遅くしてある。

ゾンビでなくてもええやん。誰しもそう思う。
たとえばゆっくり移動する大量の爆弾。触れると爆発しておしまい。
空を覆い尽くすイナゴ。
地を這い家の中にまでやってくるカニさん。ああ、これはクリスマス島か。

必然的に襲われる人間たちの「人間ドラマ」になる。
ウォーキング・デッドなんかなまじ人気が出たもんだから
現在シーズン6が終わったのかな、2010年に始まったから
子役の男の子がすっかり成長してしまって、
ドラマの進み具合と合わんようになってきてる。
ドラマの中では5年も生き延びてないはず。

しかも次々に登場する新しい生きた人間のせいで、
もはやゾンビそっちのけの、サバイバルドラマだ。
あの状態だったらゾンビなしでも同じことになってる。
少数の生き残った人間同士の騙し合い、殺し合い。
世界中がウォーキング・デッドだから、
日本じゃ北斗神拳の使い手ががんばってるだろう。

韓国映画「釜山行き」は今年韓国でヒットした映画で、
びっくりした。まさかゾンビ映画で泣いてしまうとは。
涙腺と下半身がだいぶゆるくなってしまってる。
どっちも漏れちゃうお年頃なんだ、58歳。

ゾンビは一度死んで、ゾンビとして蘇る。
もうなんの自覚もない天然だ。

昨日見た「笑けずり」。
初めてみた番組だ。
200組ほどの若手芸人たちから
最後の3組に残れるのは・・・という
芸人サバイバル番組。
どうやら毎回?講師の先輩芸人が授業みたいなことするらしい。

今回わざわざ見たのは講師が千原ジュニアだったから。
以前ロンドンハーツに出演した時、お得意のキレッキレの
一言を言った後、こう言われた。

「エッジ兄さん!」

誰が噛んだんだか、ジュニア君、その瞬間に血を吐いて死亡。
以後(ほんとはもっと前から)ゾンビとして活躍中。

コントってなんですか?
この質問から始まった講義。4組それぞれ自分の思いを語って、
ジュニア先生の答えが
「全部正解です。つまり、自由です」
足の裏を客に見せて、それで笑いが取れればそれでけっこう。
それだけではコントとは言われへんとは思うけど、
たぶんお話の中で、そういう場面があってもよし・・・
とも言ってなかったか、ただ見せるだけかな。いいか、
コントするわけでもないから。

「大事なことは、置きにいかないことだと思います」

夫婦で見ておりました。
ジュニア君のお陰で数年ぶりに妻と心が通い合いました。
この言葉に、二人して失笑だ。ド天然だな、ジュニア。
丁寧にゆっくりと、重いものを持ってるかのように置きにいってる
のは昔ジャックナイフと呼ばれた少年ではないか。
お上手お上手と乾いた拍手を送ることはあっても、
おもろいなあ、ジュニア~~と思ったことなんか生まれてこの方
一度もないけどなあ。
お前なんか会社のごり押しやないか!
フジモンはこのジュニアへの一言があるから許せている。
相方の方はだめ。

4組がネタを披露して、一組が落とされる。
数人のプロの芸人の前でやって、順位が決まった。
一番が女性コンビだったけど、人間ドラマとしか思えんかったな。
全部男だけが生き残るなんてのはドラマ上の演出として困る。

わからん人ほっときますよ、義務教育やないんやから。

売れた芸人が時々、こんなん絶対売れるわけがないと
思うような芸人を推す。
あらびき団がせいぜいでしょ、あの子たちは。

忍者が買い物をするコントで審査員の小峠くんが、
買う品物がないから(忍者の格好してるだけで、店も品物も
なかった)どんなものか、身を乗り出して想像しながら
見ないといけないと言ってた。
落語仕立てですね、そういうのは。

私はないならないでいいと思ったが、ジュニアは
たとえばネットで買う設定にして画面で見るとかすれば
共有できる、なんてアドバイス。
やさしいなあ。けど、あれば商品に目が行ってしまうはず。
水遁の術に使う竹筒を選んでる時、トンボが止まってるやつが
いい、何トンボにしようかな・・・って、
竹筒にいろんなトンボが止まってる商品が見えたら、
そっちに気がいってしまうに決まってる。
テレビならほかの商品が見えないようにするのは可能だろうけど
舞台上のコントでは・・・
まあ、細かいディティールにこだわってやってるんだね。

だとすれば、女性コンビの意味不明なコントはなんだ。
NHKのサイトで全編見てみたがやっぱり一つも笑えん。
きっと来週の生放送では優勝なんだろう。
テレビを見てるお笑いエリートたちが投票するんだろうからなあ。

売れるかどうかは知らんけど、あんなコントは通用しない。
そういうたぐいの芸人を選ぶ番組とは思えなかったがなあ。
よくそんなことするよな、イッちゃってるなあ・・・
というような、自分じゃ絶対やらないたぐいのお笑い?が
ほんと好きなんだなあ。つまり、ライバルじゃないってことだ。

ゾンビ君は今日も起きて笑ったんだろうか。
ジャックナイフを売って手に入れた幸せ。
誰も非難することはできないけど、エッジ兄さんと
呼ばれることも受け入れたらどうだろう。

4組を前にして、励ましました。
「この世界、おもしろかったら必ず売れます」
「面白くなくても売れる・・・」

“不思議なぐらい、面白かったらテレビがほっとかない世界なんだから。
面白くなくてもほっとかないことも多々あるんだから。”

前回のこのブログの最後にこう書きました。
わざわざ比べる人もないでしょうけど、
前回と今回、大体同じこと書いてます。
前回はテントが亡くなった直後。

若いの、気ぃつけや。噛まれたらああなるで。

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