Entre ciel et terre

意訳して「宙ぶらりん」。最近、暇があるときに過去log整理をはじめています。令和ver. に手直し中。

『新・もういちど読む山川世界史』を読む(その6)

2017年10月23日 | 世界史あれこれ
台風一過。午後には、だいぶきれいな青空が見えていました。ここんとこの気候の大変化で、かなり体調管理がうまくできていない管理人。皆様、風邪にはお気をつけください。



p.148 イギリスの王権と議会

 「修道院解散法」の名前や、「星室庁裁判所を整備」の記述が出てくる。修道院解散法なんて、Bの教科書でも見た記憶がないけれど・・・。星室庁裁判所の名前も、ヘンリ7世のところで聞いて以来のような気がする。
 って、よく見たら、ヘンリ8世の記述がここに来ているんですね。章立てが教科書によって違うところも多く、たまに戸惑います。
 
 そのすぐ下には「流血好きのメアリ」なんて言葉まで浮かんでいる。



p.149 エリザベス1世と肖像画

 引用:老女姿の肖像画が存在しないのは、国教会の確立によって教会の内部から聖母マリア像を撤去したが、この聖母マリア像にかわるものとして、国民を統合するために自分の肖像画を使ったからだという。

 なるほど、そういう見方もできるか。ヴァージン・クイーンとして君臨した女王の凄さが垣間見えます。



p.160 二重革命・複合革命

 引用:イギリスの国民生産の年間成長率は1780年代にはいっても推定約1.3%にすぎず、ようやく1801~31年に、年間成長率がようやく約2%に達した。現代の経済成長率からすれば低すぎて、とても「革命」の名に値しない。それゆえ「産業革命」は存在しなかったとする識者がいることも事実である。

 これは、なかなか衝撃的な一文です。そんなに解釈が変わってきているんですね。とはいえ、ちゃんと続きを読むと、これが刺激となり、このあとの大量生産・大量消費が作られるので、そういう意味で「革命」的な時期であったことの説明は載っているのですが。



 というわけで、今日はここまで。(続く)


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。