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12F JOINT

ここは アコースティックギターが好きな中年オヤジ Tinpanalley が ギター音楽に関することを 不定期で書き込むブログです

Ervin Somogyi MD Cutaway

2005-12-27 01:34:19 | Guitar
私のギター、第5弾はErvin Somogyi MD Cutawayです。
TOP:ヨーロピアン・スプルース
SIDE & BACK:マートルウッド
NECK:マホガニー
PICK GUARD:なし
FINGER BOARD:エボニー
BRIDGE:ブラジリアン・ローズウッド
塗装はTOPがシェラック、SIDE & BACKはラッカーです。
2004年製で、2004年8月に新品で購入しました。

Somogyiはソモジと読むのが正しいようですが、
一般には「ソモギ」と呼ばれることが多いようです。
アーヴィン・ソモギは、ハンガリーから米国に移住して、
1970年代から手工ギターの製作を始めました。
ご自身もフラメンコギターの演奏をされることから、
当初はクラシックギターの製作から始められたそうです。
後に鉄弦のギターを本格的に作り始めて、
現在、シリアルナンバー(通し番号)は300番台半ばのようです。

ソモギは「フィンガーピッキングプレイヤーが持つ究極のギター」
という風に、しばしば言われるようですが、確かにその通りで、
倍音の廻り方が強く、アマチュアがピックで弾くには、
かなりのテクニックが要求されそうです。
私も購入時からフィンガーピッキングで弾く事が前提でしたので、
あえてピックガードは貼りませんでした。
ソモギの特徴として、SIDEは何重にもなった合板で、
逆にTOPは、極限まで薄く削られています。
暗いところでTOPから懐中電灯の光を当てると、
その光がぼんやりボディ内で見えるほど薄いのです。
よく「ソモギは表板が薄いのですぐ割れる」などと言われますが、
私の周辺の、ソモギを持っている人たち数十人の中で、
TOPが割れたという話は聞いたことがありませんから、
どうもその話は、勝手に作り上げられたデマのようですね。

ソモギの場合は、先に書いたGrevenとは少し違って、
新品当初の鳴りに、大きな「ぎこちなさ」は感じませんでした。
このギターの音の事を書き始めたら長くなりますので、
明日以降、改めて書く事にします。
                    続く

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