JCFは全日本自転車競技選手権大会の6月開催を断念した。
開催地である広島市森林公園が広島県の緊急事態宣言延長に伴い、6月20日まで公園の使用を制限したこと(PDF)が主な理由である。
いくら一般公道ではなくクローズドな公園内での開催とはいえ、広島県は例外を許さなかったのだろう。
6月開催は一旦中止とさせていただきますが、今年度中の開催実現にむけて検討を続けます。少なくとも開催の2か月前を目途にJCFHP等でアナウンス出来るように、今後の大会カレンダーを基に、関係団体と交渉を重ねつつ決定して参ります。
また、基本的にUCIが定めているナショナルチャンピオンレースは6月までに開催がルールである点も気になる。
国内ロード選手権は、6月の最終週に開催されるものとする。すべての結果は、大会最終日の2日後までにUCIに電子メールで報告されなければならない。それ以降に受領した結果は、UCIの分類に考慮されないものとする。獲得したUCIポイントは、リザルトを受け取った翌週に算出されるランキングに含まる。~中略~UCIは、南半球や不可抗力の場合には、免除を認めることがある。
7月以降に延期開催するにしても、国際的には2021年の全日本チャンピオンは不在もしくは、2020年同様に2019年の入部選手が3年連続チャンピオンとして扱われる可能性も少なくはない。
今の所、2021年度中の開催を目指しているとのことだが、2021年後半のサイクルカレンダーは既にぎっしりと詰まっている。とちぎ国体プレテスト、ツールド北海道、三重国体、ジャパンカップ、ツールド熊野、そしてツールド沖縄。JBCFもしくはJCLのレース日をずらすしかない。