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spacevision

Continue the Ride.

チームユンボビスマが2020年最後のプロモーション活動をスタート。

「Continue the Ride.」
2020年をもってBiachiとの契約が切れるため、これまでに選手が実際に乗っていたBianchiのロードバイクをオークションするわけだが、そのプロモーションビデオが非常に良く、Bianchiオーナー(私)の胸に刺さるのだ。

Continue the Ride | Team Jumbo-Visma

" Dear Bianchi, "(親愛なるBianchiへ)
バイクを親友に見立てた手紙のような、ビデオメッセージのような。

動画を見て、私は去年のチームユンボビスマがジャパンカップで来日し、レース前日に日光ライドしたあの日を思い出した。

ヘーシンク選手のTweet、カメラマン辻啓氏の調整、台風が来た後のルート確認のために車を走らせ、いざ日光ライドしたもののやっぱりいろは坂で千切れたり、帰りにようやくキャッチできて、イタヤホテル前で固い握手を交わし、「来年も日本へ来たらまた走ろうぜ!」と誓ったあの日。

残念ながら、その夢は叶うことなく2020年が終わろうとしている。

2021年からユンボビスマはBianchiのバイク供給から離れ、サーベロになる。これはユンボのメンバーと一緒に日光を走ることが無くなったことを意味する。(サーベロが日本のマーケットに向けたPRなんて聞いたこと無い。つまりユンボがジャパンカップに参戦する理由など無くなったのだ)

それに私自身、脳梗塞の後遺症もあって(感覚の問題なので実際の後遺症は無いと言えば無いが)少なくとも去年並の体力に戻ることはない。仮にユンボのメンバーが日光ライドへ行こうと提案しても、イタヤホテルの前で見送る羽目になるだろう。

そんな事を考え、文字起こしして日本語化した。
手紙のような文章のため、行間を読む(動画を見る)必要がある。
是非YouTubeを見て欲しい。

Dear bianchi,

It feels like we rode for ages.
もう何年も乗っていたような気がするよ。
We made memories far beyond imagination.
想像を遥かに超えた思い出ができたね。
We were a perfect fit.
Thorough wind tunnels and beyond.
風洞実験を越えて、俺たちはまさに人馬一体になったんだ。

You have brought us so much.
君は俺たちに多くのものをくれた。
Together we crushed opponents.
共にライバルに打ち勝ったし
Terrified them with our speed.
俺たちのスピードに奴等は恐怖を覚えるほどだったよな。
But also sharing the sheer emptiness of our loss during the timetrials towards La Planche des Bells Filles.
でもラ・プランシェ・デ・ベル・フィーユに向かうタイムトライアル、あのときの喪失感はハンパなかった。

Together we celebrated success on many more opportunities.
俺たちは数々の成功を祝ったよな。
Battling through iconic south coastal Italy.
ジロ・デ・イタリアの南海岸での戦い、あれは印象的だった。
And foremost when we beat the last rider on the finish line in San Remo.
That monumental feeling.
そして何よりもサンレモのフィニッシュラインで競り合いの末の勝利!あのときの表彰台は感動的だった。

Competing on the highest of mountains.
Never giving up,no matter how tough.
超級山岳ステージで、どんなにキツくても諦めなかった。
We attacked.
We were on their heels all the time.
何度もアタックを仕掛けて、何度もペダルを踏んだ。
Then the roads flushed.
道路が冠水したステージ、
We never made it to Tignes.
あのティニュは残念だったけど。

But in Paris, we were standing on the podium for the first time.
ツール・ド・フランスで初めて表彰台に立ったよな。
We could always rely on you, our friend.
俺たちはいつも君を頼りにしてた。
To have the honor of decorating your handlebar in red gives us goosebumps forever.
ブエルタ・ア・エスパーニャでバイクハンドルを赤に飾る、あの名誉は永遠だし鳥肌モノだよ。
We were a team, inseparable.
俺たちはチームだった、切っても切れない関係。

Now the time has come for us to part ways.
でも今別れの時が来た。
We wish you many more beautiful miles with your new owner.
君が新しいオーナーの下、より多くの美しい距離を進めますように。

Continue the Ride.
Mille grazie

走り続けてくれ。
いままでありがとう。


走り続けよう。

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コメント一覧

はしもと
あー!
maclaさん
ご指摘ありがとうございます。
修正いたしました!
(ジロはピンクだ…。)
macla
翻訳ありがとうございます。
一点だけ、ハンドルバーを赤に、というのですからこれはブエルタですよね。
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