12月12日から1泊2日で、島根の方へ行ってきました
8:15羽田発の飛行機で、岡山空港へ 9:40ほぼ定刻に到着
「上空約2百キロの強風のため低空飛行をします」とのアナウンス
富士山の真上を飛んで見えてきたのは、白く雪をかぶった南アルプスの尾根
低空飛行のお蔭で美しい景色を見ることができました
岡山空港から添乗員さんと合流してバスで岡山自動車道、米子自動車道、山陰道を通って今回の目的地島根県へ。
途中、蒜山高原(ひるぜんこうげん)SAで休憩 ジャージー牛が有名で、その生乳で作ったクリームパンと飲むヨーグルトを購入
柔らかいパン生地になめらかで濃厚なクリームがたっぷり入っていて、とても美味しかったです
約2時間位で最初の観光地「足立美術館」へ到着
足立美術館は、昭和45年、地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館。
日本画の巨匠 横山大観のコレクションは、120点。陶芸家 河井寛次郎、料理人としても名を馳せた 北大路魯山人の陶芸作品や林義雄、武井武雄氏らの童画を集め、およそ13000坪の大日本庭園が融合した美術館です
この庭園は、米国の「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデン」の日本庭園ランキングで、かの桂離宮を抑え、11年連続1位に輝き名実ともに世界一の日本庭園として名を轟かせているそうです
枯山水庭
池庭 亀鶴の滝
生の額絵 生の掛軸
白砂青松庭
「白砂青松庭」は、横山大観の名作「白沙青松」をイメージした庭で、白砂と松のコントラストが印象的。
床の間の壁を切り抜き、一枚の掛け軸のような庭園絵画が鑑賞できる場所は、見どころの一つとされています。
庭園を鑑賞したあとは、横山大観をはじめとする近代日本画壇の巨匠たちの作品にふれて陶芸館へ
河井寛次郎、北大路魯山人の二巨匠の陶芸作品が展示されており、魯山人の
「自分の仕事に遊ぶ人が出て来ないものかと私は待望している
仕事に働く人は、不幸だ
仕事を役目のように了えて他のことの遊びによって、自己を慰めとなす人は幸せとはいえない
政治でも実業でも遊び心があって余裕があると思うのである」
ということばを読んで、日本人特有の実直な性格だとつい根を詰めてしまい、「余裕」を持てなくなってしまいがちで…
それが遊び心をもってみると、もっともっとという探究心が芽生えてくる…今更ながら前向きななんて素敵なことばだろうと、心に響きました
美しい庭園と日本の芸術に触れ癒されたあとは、山陰道路を通って水の都 松江へ
山陰道を降りると「しじみ」で有名な宍道湖が左手に見えてきました
車窓から松江城の天守閣を眺めながら(全国で現存する12天守の一つで山陰では唯一の天守閣…大きさ(平面面積)は全国で2番目、高さ約30mでは3番目、古さは6番目)だそうです。
バスの駐車場がある地ビール館で降りて、「日本の道100選」にも定められている塩見縄手を散策
塩見縄手は、松江城北側のお堀沿い、約500mの通りで、一帯は江戸時代の侍町であった。小泉八雲記念館、田部美術館、武家屋敷等が軒を連ねており
お堀端に連なる老松の大木は、江戸時代当時のものだそうです。
塩見縄手の地名は、かつて通りの中程にあった松江藩中老で町奉行の塩見庄兵衛の屋敷に由来するとされています。
田部美術館
武家屋敷 お堀に架かる橋から天守閣を望む
遊覧船
天守閣
お堀の道沿い散策は、とても気持ちがよかったです 帰り道、塩見茶屋で松江名物「ぼてぼて茶」をいただいて、休憩
「ぼてぼて」とは、大型の茶筅を振る音から生じた名称で、泡立てた番茶の中に好みの具(このお店では、赤飯、黒豆、山菜、たくあん、みそ等7種類)を混ぜて振りながら飲みました
冷えた体が少し温まって、ほっと一息つきました
バスに戻って、次は境港市へ
島根県と鳥取県にまたがる中海を見ながら…中海は、日本海と幅600mほどの自然の水路で結ばれた汽水湖のため、海水と淡水の両方の魚が生息している湖 越冬するコハクチョウやカモの群れもたくさん見られました
ダイハツのCMで知られている「べタ踏み坂」こと江島大橋を渡って鳥取県へ
最高点(水面からの高さ)は、44.7mその高さ、出雲大社が高層神殿だったとき(48m)とほぼ同じ!
5000トン船舶も通れることを考慮してこの高さになったそうです
見た目は、ジェットコースター!でもバスは何事もなく順調に渡りました
カニ水揚げ日本一を誇る鳥取県境港市!市内の海産物直売所へ
もう夕方近くだったので鮮魚は、あまり残っていないかも…という添乗員さんの話を聞きながら
店内に入ってみると、やはりもう活気はなく…カニもかろうじて残っていました
しじみとめかぶ茶の乾物類をお土産に購入して
今日の最終観光、ゲゲゲの水木しげるロードへ
境港市は、水木しげる氏のふるさと。境港駅前から、水木しげる記念館までの約800mを通称「水木しげるロード」と呼ばれ
沿道には、136体もの妖怪ブロンズ像が鎮座しています。
遠い昔、ゲゲゲの鬼太郎の唄を口ずさみながら下校していた記憶が…
最近では、向井くんが水木しげる役をしていたNHKの朝ドラは、毎日見ていましたが…
正直あまり興味がなく、この寒空にどうしましょうと思いながらバスを降りたのですが
馴染みの妖怪たちのブロンズ像の数々に触れて、思わず寒さも忘れてはしゃいでいた自分がいました
まだ集合時間には30分ほどあったのですが、日が落ちてさすがに寒さも身にしみてきたので、きりあげてバスへ戻りました。
メンバーの皆さんも早めに帰ってきて、宿泊する皆生温泉(かいけおんせん)へ向かいます。
宿について、夕飯は楽しみにしていた贅沢カニ会席!(カニ2枚分)松葉がに1枚が、ど~んあとは、焼きカニ、カニの水炊き,カニ茶碗蒸し、刺身、最後にカニ雑炊とカニ三昧
カニと格闘して背中が痛くなりました
温泉を楽しんだあとは、地ビールと皆生温泉オリジナル日本酒「海に降る雪」を飲んで、満足~