
12月のとある日曜日、メンバーの目黒っちに同行してもらい念願の浪打氏宅へ。 お会いした栄光氏は事前に画集の巻末で見た写真のかくしゃくとした姿とは別人のようで足元も覚束ないご老人でした。今は絵を描く体力もなく週3回ものリハビリと透析の日々で奥様の献身的な介護が僕達の胸を打ちました。アトリエにはあちらこちらに氏の作品が置かれてをり、ペルーのアヤクーチョやワンカイヨ、クスコ プーナなどどれもアンデスの農民の生活の姿が温かく描かれていました。 絵だけではなく骨董品のような家具の中からは氏が現地で買い付けたアンデスの衣類や紐や布類、置物などさながらアンデス博物館のようでしたよ。途中で僕達は生演奏を披露させてもらったり奥様に当時の栄光氏のお話やエピソードをお聞きしたりして時間を忘れて過ごしました。