就職支援 チーム還暦にできること

還暦を過ぎた人間だからこそ伝えられること。
40年前社会人になる時、世の中がこんなに変わるとは思わなかった。

高校生の就活について考えてみる(4)

2018-09-30 08:57:11 | 日記

③選考の時間が足りない

高校生の就活の問題で、高校生の側から勉強と並行して就職を行う上で
時間がないことはすでに述べましたが、採用する企業の側でも違った
意味で時間が無いことが早期離職につながっていると思います。

選考開始が、9月16日で一斉に行われることはほぼフライングもなく
秩序が守られていますが、(その点については高校の進路指導部は発言権が
あるように感じています。)
専願(推薦)で1社しか受けられない状況ですので、企業も選考結果を
7~10日間で結論を出さないといけません。
最近の様に第1クールで80~90%が決定するとしても不合格もあるわけで
(以前はもっと合格率が低かったように記憶しています)
不合格になった生徒は次を当たらないといけませんので、大学生のように
選考で引っ張るということはできません。

私の経験した会社では共に1日制でした。
1日で筆記試験と面接を実施して1週間程度で結果を報告します。

大学では面接は3回は当たり前、中には10回も行う会社もあると聞きます。
加えてグループディスカッションや先輩社員との懇談など複数回会って
選考を進めます。(WEBテストもありますね)

会社も学生と何回もあって、会う人間をかえて判断をし、学生も面接官の
態度などを見ているわけです。

高校生にとって面接1回では会社も生徒もさすがにベストマッチかどうかか
判断するのは難しい。
1回の面接ではせいぜい30分が限界それ以上だと精神衛生上問題がある。
加えて最近は面接の「NG質問」が極められてきて
ある面接官は冗談で「名前しか聞けない。」と言います。(もちろんウソです)

大学生の様にダラダラ引っ張った選考は大いに改良の余地ありですが、
短すぎる選考も早期離職の原因を占めていると思います。

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