就職支援 チーム還暦にできること

還暦を過ぎた人間だからこそ伝えられること。
40年前社会人になる時、世の中がこんなに変わるとは思わなかった。

ホンネの会社探し(福利厚生)

2018-07-08 22:26:28 | 日記
給与の話で説明不足のところがありましたので、手当について補足していきます。

給与とボーナスの話で給与は基本給と手当で構成され、ボーナスの「〇カ月」
というのは基本、「初任給×〇カ月」と書きましたが、手当っていうのも
各社よくわからない部分があります。
最近の企業では、手当の無い企業も増えていますが、古くからある企業では
色々な手当てがあります。

【家族手当】
配偶者や子供の人数により支給される手当で家族が増えるたびに手当が増えます。
案外助かる手当で企業によってはボーナスの支給対象に含めるところもあります。

【地域手当】
物価の違いを補填する企業で、首都圏や関西圏・中部勤務者は高く、地方勤務者
は低く抑えられています。
実際生活物価は都会の方が安かったりしますので整合性がとりにくくなっています。

【住宅手当】
寮や社宅のある企業で恩恵をを受けている社員と自宅や親元から通っている社員
の公平性を保つ手当。

※手当は属人的で成果に関係なく増減するので元々設計していない企業も増えて
います。

【福利厚生】
はっきり言って、大企業の方が恵まれています。
バブルの頃のような保養所を持つ企業は減りましたが、制度として残っている
部分は大企業が恵まれています。
私自身一番大きいと思うのが、寮・社宅。
新入社員にとって家賃負担はバカになりません。
最近男女問わず自宅通勤を希望する学生が増えていますが、総合職なら
転勤はつきもの。
自己負担がどれくらいなのかはとても大切。
人事には「労政時報」という情報誌があり各社の状況が共有されているはずですが
学生への説明の仕方には大きな違いがあります。
「うちの会社は、家賃の半分を会社が負担します。」(明るく元気に)
「入寮者には、家賃の30%を負担していただきます。」(申し訳なさそうに)

企業によっては、地域ごとに家賃の限度額を決めておき「個人負担は基本給の〇%」
と定めているところもあります。

ワンルームマンションの家賃が3~8万円とすると毎月のことなのでバカになりません。

【懇親会】
嫌な上司と一緒に飲みたくないという方には負担ですが、いろいろな形で懇親会を
開催する会社もまだあります。
花見・スポーツ大会など好きな会社もあります。
労働組合のある会社は、組合主催の懇親会などもあります。

【旅行】
慰安旅行を実施する会社は減っていますが、今でも合説などで「慰安旅行はハワイ」
をうたっている会社もありますね。
懇親会と同じく嫌な上司とっ所に行くのは嫌で、「行かないから旅費分を個人にください。」
はダメです。
会社としても社員の大半が同じ行動することのリスクはあります。
私自身、小さな営業所勤務時代旅行で八丈島に行ったのですが、荒天で帰れず翌日会社を
開けられなかったという経験があります。
一緒に食べた食事で食あたりなんてこともありえないことではありません。

こういった福利厚生は会社の考え方と個人の考え方に違いがありますが、
情報としてあまり公になっていません。
入社1年後の大学の同期で集まって「他社の話を聞いて愕然。」というのもよくある話。

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