良いのか悪いのか人それぞれでしょうが、要介護の施設に通って人違いをされる事が多くなりました。「おう」とか「やあ」とか友人でも知人でもないのに声を掛けてくる人が居るのです。声を掛けられるたびに私は「〇〇」ですと答えますが、「すみません人違いでした」と言う人や言語障害の為に何を言ってのか意味不明の人など多様です。人を目元だけで判断するのは止めましょう！
デイ・リハビリテーション施設での入浴の為に服を脱いでいるとお隣さんには刺青が有るのです！ドキっとしない人は居ないはずです。現役のヤーさんが、要介護施設に来てるのも変だし堅気に戻ったのでしょう。気に成ったのは彫り物が色あせていたことで何か威厳が失われた藁人形の様で気の毒に思いました。
映画「楢山節考」ならぬ現代の姥捨て山なのでしょうか？私の通うデイ・リハビリテーションセンターは要介護１から5までのリハビリ施設です。行くも行かないのも本人の自由ですが施設側としては来てもらえないとお金に成らないと言うのも事実です。ある老婆はここに来ても椅子に座っているだけで退屈だといつも言っています。お風呂に入ったり、健康体操、カラオケと盛りだくさんの催しも有るのに何にもしないで椅子に座っているのです。息子や嫁さんから行けと強制されて居るのでしょう。昔も現代も姥捨て山はつらい所の様です。
20分のリハビリを受けるために朝9時頃から夕方4時は拘束時間が長過ぎます。この長い時間をどうやって過ごすかがデイ・リハビリテーションセンターでの極意だと思うのです。リハビリは正味20分程で入浴時間も有るのでそれなりに自分でも時間配分ができる様に成りました。私は暇つぶしに20代の前半に好きだった推理小説を読んでいます。単行本では無く電子書籍リーダーでです。でも部屋に加湿器が置いてないので指先が乾燥して上手くページがめくれません！乾燥肌はこの時期の弱点です。