✦世界の王室✦

ハプスブルク家葬儀

7月4日に98歳で亡くなられたハプスブルク家
最後の皇帝カール1世の息子で、自らも
皇太子だったオットー・フォン・ハプスブルク氏の葬儀が
16日ウィーンのシュテファン大聖堂にて営まれました。





葬儀任参列されたスウェーデン国王御夫妻と
リヒテンシュタイン大公御夫妻。



さすがハプスブルク家。
統治しなくなって約百年の月日が経とうとしているのに、
国を挙げての葬儀となったようです。



ハプスブルク家と言えば、「皇帝」だけあって
ロイヤル中のロイヤル、他とは格が違うというのを
見せつけられたような印象を受けます。



こちらはオットー氏の御長男で現家長の
カール・ハプスブルク氏とその御家族。
現在はオーストリア国民党の議員だそうです。

ハプスブルク家のオーストリア皇室やフランス王室が
現存していたら、イギリスは欧州王室の主役になり得たのか?
と不思議に思うのでした。

コメント一覧

ホーエンベルク
管理人様、初めまして。このブログ、楽しく拝読しておりました。初めてコメントさせて下さい。

オットー殿下、謹んでお悔やみ申し上げます。

こんなに荘厳であるが華やかな葬儀になる事って、やはり腐ってもハプスブルグ家ですね。でも、ある程度は予想出来ました。
今から、22年前のツィタ元皇后の例があったからです。あの年は、東欧崩壊があった1889年でしたけれど、3月の新聞の国際面の片隅にツィタ元皇后が死去、というニュースが載ったのです。でも、それから2週間程たってから、オーストリアのウィーンで、帝国時代の皇室儀礼に則った葬儀が行われた、と廃刊になった週刊誌に書いてあったのです。この事に大変驚かされました。ウィーン市民にハプスブルグ懐古の情が、期せずして沸き起こった、とも書いてあったのです。
それから、秋の東欧崩壊で、オーストリア本国よりハンガリーで、王政復古の動きが起こり、オットー殿下をハンガリー国王に、という声が出てきたのです。当の本人のオットー殿下は笑っておられたみたいですが・・・・・・・。
でも、中央ヨーロッパでは、根強いハプスブルク家への懐古の情が今でもある事は事実のようですね。

そうそう、リヒテンシュタインのハンス・アーダム公の葬儀への出席が大きな話題になりましたね。
このリヒテンシュタイン家を通して、日本人の血がハプスブルク家に入るかもしれないのですよ。
オットー殿下の姉妹がリヒテンシュタイン家にとついでいるようですが、あのクーデンホーフ光子の玄孫にあたる方が、リヒテンシュタイン家のこのオットー殿下の姉妹の子孫のプリンセスと結婚しているみたいです。
クーデンホーフ光子の息子、リヒャルトが、「汎ヨーロッパ主義」という政治哲学があり、オットー殿下の政治的師だったみたいで、21世紀になって、ハプスブルグ家の中に日本人の血を引いている人物が入る、本当に感慨深いものがあります。

ついこの間、第一次世界大戦で戦った兵士の最後の生き残りが死去、というニュースもあったし、第一次世界大戦、未だ終わらず、といった感じです。
まりや
謹んでお悔やみ申し上げます。

若いお孫さんたちにもブルボン=パルマ家の血が濃厚に
受け継がれているのですね、特に大公女様(こう呼ばせてください)、
お顔立ちがツィタ皇后に似てらっしゃる。

輝きと気品と落ち着きがさすが皇室ですね。
歴史の終わりを感じさせる寂しさが・・・。
管理人
”荘厳”、この言葉が出てこなかったんですよ、
昨日記事を打っていたとき。あぁ、この言葉を
使えなかったのが悔しい!!

しかしやっぱりオーストリアにとって
ハプスブルク家が今でも別扱いになる
存在であるということを見せ付けられました。
誇りなんでしょうねぇ。

そして私も一度タイムスリップして
ハプスブルク家時代の宮廷生活を
垣間見てみたいものです。

私も大昔、ハプスブルク展を見まして、
そのあと友人とタイカレーを食べながら、
「あんなの見た後、家帰るのいやじゃない?」と
話をしていたのを覚えてます。

私は自称ウィンザーかなぁ、それでも。

ということで、とっくに幕を閉じていたとは
思っていたハプスブルク家、こうやってまた
改めて最後の皇太子が亡くなると聞きますと、
本当にこれでハプスブルク帝国はなくなったん
だなぁ・・と、切ない気持ちにさせられます。


二代目
激動のヨーロッパを見つめてきた方がなくなったということで
一つの時代が終わったことを改めて知らされたような気がします。
ハプスブルグ家といえば本当に別格というイメージが
今もあります。最初にこの家の名前を知ったのは
アニメで、中学生くらいから色々な文献をあさりだした
学生時代を懐かしく思い出します。

もうこのような葬儀がハプスブルグ家で行われることは
ないのかな、と思うと複雑な気持ちです。
マリーヨハンナ
衷心よりお悔やみ申し上げます。

皇帝最後の一員として執り行わました鎮魂ミサと、皇帝霊廟へのご安置。。もうそちらにご柩が連なることはございませんのね。H家は続きますが、歴史の最後の一糸が切れた寂しさは拭えません。大公がいらっしゃいませんことは本当に寂しいことでございますね。合掌。。
miki
とうとうオットー・ハプスブルク氏が亡くなったんですね。本当に波瀾万丈の生涯でしたよね。

英王室の立場というのは第二次世界大戦の影響も強いのがあるので、敗戦国オーストリアが帝国のままだったとしても、あまり今の欧州の王室の取り扱われ方は変わらなかったと思いますが、それでもハプスブルクが欧州一の名家だと思います。フランス王室というか、ブルボンはスペイン王室として残ってますが、やはり欧州の名家といえばこの二つではないかと…。

オットー氏のご冥福をお祈りします。
ファン娘
連続投稿ですみません。

リヒテンシュタイン大公の出席、もちろん
オーストリアとの関係もあるのでしょうが
薨去されたオットー元皇太子とは親戚でした。

(前リヒテンシュタイン大公と従兄弟同士)

ツシマ
こんにちわ。オットー殿下の葬儀は準国葬扱いで盛大でしたね。むしろ国民葬とも呼ぶべき賑やかなものだったと思います。英国王室も代表者を派遣したようですが、どのレベルの人が参列したのか興味のあるところです。欧州最大を誇る英国王室も、元はと言えば神聖ローマ帝国のハノーバー選帝侯から出発した家です。つまりオットー殿下から見れば家臣筋、英女王から見れば旧主家です。徳川家が明治維新で没落して、島津、毛利が明治政府の実権を握って立場が逆転した故事に似ているような気がします。
よしこ
ご冥福をお祈りします。


ハプスブルク家が現存していたら・・・。
きっと、イギリス王室は今ほど注目されてなかったのでは?
世界で最も権威のある3人も、ローマ法王・天皇陛下・イギリス国王ではなかったかもしれませんね~。

庶民化している王室が多い中、ロイヤルの中のロイヤルって感じですもんね。
国民と近い王室になるのもいいですが、あまり庶民化すると神秘性がなくなりますし。
イギリス王室は離婚・不倫スキャンダルが多すぎて、かなり権威が落ちた感じがします。
ファン娘
リヒテンシュタイン大公の出席に、やっぱり
オーストリアハプスブルグ家の葬儀だなぁと感心。

いや、リヒテンシュタイン大公って先代も
現・大公も本当に他国のイベントに出席されないから。

イギリスのエリザベス女王と同じぐらい
自身の出席価値を高くしているフシがあります。
英女王は「公式親善訪問」はされてるけど
リヒテンシュタイン大公はそれも殆どないですし。
マカロン
ハプスブルク家が所蔵していた芸術品、美術品を展覧会で見てましたが、やはり、国葬に値する名家中の名家ですね。憧れます。
オーストリア皇室やフランス王室は今はなくても、こういう方々をちょいちょい拝見したいです。やはり、オーラが違いまっす!!!
ケロケロ
ご長寿を全うされたOtto氏の冥福を祈るばかり。

自称ハプスブルク家出身の私が参列できないのは
あくまでも自称だからであります(笑)

現家長のご子息?それともお孫さん?
さすがお育ちが良いようで髪型が素敵ですわね。

もし、もし現存する帝国であれば、
世界の在り方もまた違っていたかもしまれません。
各王家それぞれに嫁ぎ先や娶る相手も変わっていたかも。

私達が萌えに萌えてるクリスチャン王子やソノ他の
王太子、王子それから王女も生まれていなかったかも
しれないですよね。

リヒテンシュタインのハンス・アダム二世って
いつも見ても変わりませんね~。
ゆきな
皇太子殿下に慎んで哀悼の意を捧げます。

ご家族の皆様方も気品と重厚感が違いますね。
あの王族の方々を足元に置く位の方ですものねぇ。
不謹慎ですが、未来の王様や女王様でハプスブルク家と縁組なさる方いらっしゃらないのかしら。
ド平民とのご結婚は政治的に難しいことがなくてかえって気楽なのかもしれませんね。
おけい
BBCのオンラインで葬儀のニュースを見ました。
当時を知る人などほとんど存命ではないはずだというのに
現存する皇室かと思うような立派な葬儀が執り行われていて、
格の違いを改めて感じました。
管理人様のおっしゃる通り、
ここやフランス王室が現存していたら
英国が欧州一の王室だというような扱いが
できたかどうかはなはだ疑問ですね~。
ただゴシップ誌では主役だったかもしれませんが…(笑)。
ハプスブルク家は1980年代まで貴賤結婚の基準が
とても厳しかったそうですが、
それは現家長やそのお子様の佇まいに現れているんでしょうね。
(男爵令嬢の奥様とは緩和後のご結婚なので、
出自が下位貴族でも様々な制限はなかったようですね)。
すでにない帝国の長の、これだけ荘厳な葬儀をみてしまうと、
もし今、帝国が存在していたならば、
ヨーロッパ各国王室の民間人花嫁ってもっと少なかったかも、
と様々な想像が膨らんできます。
時代が一つ、確実に終わりを告げたんですね。

心よりご冥福をお祈りします。
なな
まずは、ご冥福をお祈りします。

全てにおいて、荘厳。さすがのハプスブルグ家です。

そして、最後の写真のお子様達の美しさにも。
(不謹慎で、すいません・・・)。
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