ともかく中へ入ると、薄汚れた建物の周りにはおびただしい数の若者が何やらうごめいている。その多くは日本人とはどことなく違う、いわばアジアっぽい印象なのは、韓国、台湾、中国、ベトナムが多いせいと、ほどなくして分かった。
今日、入ったばかりの新入生を食堂に集めて、簡単な説明の後、すぐにレベル診断テストがはじまる。これが想像以上に手強い代物で、ほぼTOEIC並みのテンポで容赦なく突っ走る。息つく暇もなく、這々の態で終わったと思ったら、今度は新入生の為の微に入り際に渡る校内外の規則の説明が、イヤと言うほど延々と続く。案内にあたった日本人の彼女に、もう少しゆるやかに扱ってくれるところはないか?と尋ねたが、有りますけど、ここはセミスパルタですから、それほど厳しくはありません。もっと厳しいところも有ります。皆さん遊びに来ているわけではないので、これくらい普通です。との仰せだった。やれやれ恐ろしい所に紛れ込んだものだ。